R35が大好きな編集部員・ナコの日記【女性編集者、R35を……買う?! 】走りも安定してきましたから、そろそろ行ってもいいかしら？ R35を買ったらきっと、いや絶対に納車の日に行く自信がある「大黒PA」！ ありがたくも予行演習をさせていただきました。
ワクワクしたり、落ち込んだり、かと思えば気が大きくなったり……の、35（クルマ）購入への道程、ぜひ一緒に楽しんでください。
TEXT&PHOTO：生江凪子（Naco NAMAE）
PHOTO：Motor-Fan.jp ／ Special thanks：NISSAN
日産 GT-R好きな、興味がある皆さま、こんにちは。ナコです。【女性編集者、R35を……買う?! 】をご覧いただき、ありがとうございます。そして、この “ R35のある生活 ” 日記が公開されるたびに必ず、欠かさずに応援のメッセージをくださる皆さまにもこの場にて厚く御礼申し上げます。
購入前の予行演習（なるか？）、R35との楽しい生活はもう少し続きますので、引き続きよろしくお願いいたします。
そして前回もお伝えしましたが、いま一度。
この連載は “ 大好きな日産GT-Rのある生活を綴った日記 ” であり、R35を所有することで “ 心が豊かになるのか否か ” を延々と検証する記事です。「お前なんてお呼びじゃない！ プロのGT-Rのインプレッションを読ませれ！」というかたは、Motor-Fan.jpにたくさん掲載されていますので、ぜひそちらをご覧くださいね。
夢の場所になる不思議
さて「オレの35」の運転に慣れてきたところで、どうしても行きたい場所がある。それは「大黒PA」。
今回の試乗の話が決まってから作成した「絶対に行くところリスト」に、いの一番に入れたのが「大黒PA」というくらい熱視線を送った場所だ。
もちろん仕事でも、自分のクルマでも何度も行ったことはある。そして、仕事のクルマはスポーツカーも含まれる。どのクルマで行っても楽しい場所なのですが、「自分で」「R35」で行くことになにやら特別感がある。なぜだろう。
あの、なんとも言えない雰囲気に「参加できている」感がわくからなのか……。
まずはお昼、そして夜景が綺麗だから夜も体験したい！ と都合2回の大黒詣をかましました。
大黒PAのお作法はよく知らないので、本当に “ 行って、駐めて、ちょっと歩いて、帰ってきました ” というだけなのですが、なにやらワクワク！
次の企画は「大黒詣だよ！」とウキウキで先輩に話をしたら「大黒だけの話ではないけど、スポーツカーの宿敵はなんといっても段差だ。とくに35はフロントオーバーハングがそこそこ長いから注意が必要だぞ。リップスポイラーを傷つけないためには、できるだけナナメに、ゆっくりとアプローチするのが鉄則だけど、リップスポイラーばかりに気を取られるのもイカン。35の20インチともなるとタイヤが段差に乗っかった瞬間、サイドウォールがちょうど変形しているにもかかわらずハンドルをコジったりするとホイールのリムを傷つけてしまう場合もある。まぁ、そのあたりのサジ加減がスポーツカー乗りのウデの見せドコロってヤツだがな」と……。
走り屋系雑誌元編集長、伊達じゃありません。ナニ言ってるのかナコには若干ちんぷんですね。
アタマに？をたくさん浮かべているナコを無視して話は続く。
「とにかく段差の通過っつーのはな、通過する瞬間よりもアプローチまでの姿勢づくりが勝負。経験とセンス、想像力がモノを言う世界なのだ。上手に決まれば周囲に一目置かれること間違いなしだぞ」
いや、これでもきっとわかりやすくと話してくれているんだろうが、ますますちんぷんだから……。ありがた～く聞いているだけではマジでできる気がしないので、実際に見せていただくことにした。
が、残念ながら取材日にはタイミングが合わず。ちぇっ。一目置かれたかったのに……。
いにしえの走り屋たちも訪れた?!
一昔前はスポーツカーというよりは、スピーカーを積んだワンボックスやトラック、いわゆるバニングなんて呼ばれるクルマやVIPカーが多かった大黒PA。いつからか、スポーツカーも数多く集まるようになった場所。
硬派な走り屋たちはそんなに利用していなかったとは言われているが、とはいっても近郊の走り屋なら間違いなく1度ならず訪れている場所！ う～ん、なんだか感慨深い。
そして改造車から高級輸入スポーツカーまで揃う駐車場は、もはやプチオートサロン＠大黒会場って感じ……と思ったら納得した。
オートサロン好き（編集部でブースを出せていたウン十年以上前から私にとってオートサロンは年始の特別なイベント）な私にとって、大黒も好きになる要素がしっかりあるってことね。
しかも都内からのアクセスも良くて、仲間とクルマを囲めて、夜景も綺麗でとくれば、クルマ好きには堪らない場所ですよね。事実、建物内には人がまばらなのに、クルマはやたらと多かった！
ちなみにPAには、ほぼすべての型のGT-Rが揃っていたのですが、そのほぼすべてのGT-Rはなにがしかの手を入れられており、いまこの場にノーマルで駐まっているGT-Rは「オレの35」だけなのでは……と思うくらいでございました。
そんなわけで、購入する際は大黒に来ることを視野に入れて、リヤスポイラーはカーボンに替えないとな……とよくわからない誓いをたてたのでした。
今度行ったら、GT-R乗りの皆さんと話をしたいなぁ。誰か、私に大黒PAのお作法をご教示くださ～い。よろしくお願いします。
次回【女性編集者、R35を……買う?! Vol.09】「ボクサーも35も、顎がキモ！」へ続く（12月15日更新予定）
【女性編集者、R35を……買う?!】は、フィクションがちょっこし入ったノンフィクションの連載となります（回数、期間、それどころか金銭的・能力的に購入できるかどうかも未定）。クルマの運転に自信がなくても、GT-Rに乗れるのか？ そもそもGT-Rって日常使いできるクルマなのか？ などなど、GT-Rを購入するにあたってのさまざまなハードルを大真面目に考察した、限りなく主観的な「R35との生活日記」となりますのでご了承ください。
