「なんでこんないいクルマが日本で普通に買えないんだ!?」
そのブランドのファンや関係者ならずとも、そう憤慨したくなるような日本未導入モデルは、グローバル化がこれだけ進んだ今なお、数え切れないほど存在する。
そんな、日本市場でも売れるorクルマ好きに喜ばれそうなのになぜか日本では正規販売されていないクルマの魅力を紹介し、メーカーに日本導入のラブコールを送る当企画。今回は、スバルの北米専売3列シートSUV「アセント」を紹介したい。
TEXT●遠藤正賢(ENDO Masakatsu) PHOTO●SUBARU
トライベッカはその後2014年に販売終了となったが、約3年後の2017年11月、3列シートを備える新たなミドルラージSUV「アセント」がロサンゼルスショーで世界初公開。翌2018年より販売が開始された。
また、4998×1930×1819mmという長大なボディサイズながら、アイサイトを全車標準装備するだけではなく、死角の少ないピラー形状とし、カメラ・モニター類も充実させることで、0次の安全性能を高めているのも、スバルらしい特徴と言えるだろう。
■スバル・アセント リミテッド(F-AWD)*北米仕様
全長×全幅×全高:4998×1930×1819mm
ホイールベース:2890mm
車両重量:2040kg
エンジン形式:水平対向4気筒DOHCターボ
総排気量:2387cc
最高出力:194kW(264ps)/5600rpm
最大トルク:376Nm/2000-4800rpm
トランスミッション:CVT
サスペンション形式 前/後:ストラット/ダブルウィッシュボーン
ブレーキ 前後:ベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ 前後:245/50R20 102H
乗車定員:8名
車両価格:3万9345ドル(約410万円)