ジャガーは改良新型のXFを発表した。デザインはさらにスタイリッシュなものに変更され、エンジンも新世代のものが採用されているという。
改良型のフロントデザインは、視覚的な幅を広げるために、より大きく、より低いエアインテークを備えた新しいフロントバンパーを採用している。この視覚的な幅は、ジャガーの伝統的なロゴをイメージしたメッシュデザインのディテールを特徴としており、広いフロントグリルによってさらに強調されている。非常にスリムで新しいオールLEDクワッドヘッドライトは、オプションで装備できる。これにより対向車や交通標識を認識し、さまざまな光線パターンで、他のドライバーの注意をそらすことなく視界を広げることができる。
リヤのデザインはより広がったバンパーとボディカラーのリアアッパーにより視覚的に車高が低く見えるようにデザインされた。
スポーティグレードのR-Dynamicは、パフォーマンス重視の外観をさらに追求している。また、すべてのモデルには、よりダイナミックな外観を提供するオプションのブラックエクステリアパックが用意されている。
インテリアも大幅にアップデートされている。コックピットのデザインは、より大胆でダイナミックになり、ドライバーに重点を置いたデザインになった。また新しいスポーティなセンターコンソールは、ワイヤレスデバイス充電器(オプション)などを組み合わされており、ダッシュボードまで流れるようにデザインされている。
インテリアで最も印象的なのは11.4インチの曲面ガラスHDタッチスクリーンだろう。これは先日改良型が発表されたF-PACEにも装備されおり、他のモデルにも順次採用されていくとみられる。また新しいPivi Proインフォテインメントシステムも備わっている。
新しいシートは、クッション性が優れており、新しいマッサージ機能などが装備されている。
パワートレインも刷新された。250psを発生する2.0ℓ4気筒ターボ、300psを発生する2.0ℓ4気筒ターボ、204ps、430Nmを発生するディーゼルターボエンジンが選択可能だ。新たに採用された48Vリチウムイオンバッテリーと組み合わされたマイルドハイブリッドテクノロジーは、加速時にエンジンを支援すると同時に、より洗練された応答性の高い走行が楽しめるという。
先日ライバルのEクラスや5シリーズも改良モデルが発表され、Eセグメントの競争が激しくなってきた。そのなかでXFがジャガー伝統の磨き上げたスポーティな走りで勝負できるか楽しみだ。