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WRC ラリー・ジャパンもコロナ禍の影響で無念の中止。最終戦は初開催のベルギー


11月予定で開催準備を進めてきたWRCラリー・ジャパンは、新型コロナウイルスの流行の影響で中止が発表された。FIAはWRCのカレンダーを変更、ラリー・ジャパンの代わりにWRC初開催となるイプルー・ラリー・ベルギーが最終戦となることも発表された。

ラリー・ジャパン2020実行委員会が出したプレスリリースは以下の通りだ。

FIA 世界ラリー選手権「Rally Japan 2020」開催断念のお知らせ




ラリージャパン2020 実行委員会は、国際自動車連盟(FIA)、日本自動車連盟(JAF)ならび


にWRC プロモーターGmbH と協議の結果、競技主催者とともに、本年11 月に予定していた


大会の開催を断念したことを報告いたします。




新型コロナウィルス感染症が世界中で流行し、日本政府はその水際対策として今年3月以降、


多くの国を対象とした外国人に対する入国制限の政策をとっており、この方針は今後しばらく


続くものと思われます。一方でラリージャパンはFIA 世界ラリー選手権の1戦であり、選手や


関係者のほとんどがヨーロッパを拠点とする外国人です。ラリージャパン実行委員会では、今


秋の大会実現に向けて、政府や関係省庁を含む多方面の調整を試みましたが、開催まで3か月


に迫った現段階でも、11 月に数百人規模の外国人選手や関係者を入国させられる見通しが全く


立たないという結論となりました。




約2年半にわたりラリージャパン開催に向けて招致活動や開催準備活動を行なってきた関係


者一同にとって大変つらい決断ではありますが、これ以上判断を先送りすることは各方面への


影響が大きくなりすぎると判断いたしました。ご理解いただければ幸いです。


今後は来年秋の開催が内定している2021 年大会に向けての準備に入ります。皆様方におかれ


ましては、引き続きご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

日本での世界選手権は、鈴鹿サーキットでのF1や富士スピードウェイでのWEC世界耐久選手権、そしてツインリンクもてぎでのMotoGPなど開催中止が相次いできたが、ラリー・ジャパンもついに中止となってしまった。


新型コロナ禍の収束したあとの、モータースポーツの再興とラリー・ジャパンの2021年秋の開催に期待したい。

ラリー・ジャパンの中止により2020年の世界ラリー選手権のカレンダーは、現在のところ次のようになった。


最終戦(Rd8)の予定だったラリー・ジャパンの中止にともない、ベルギーのイプルー・ラリーがWRCカレンダーに組み込まれることになった。ベルギーでWRCが開催されるのは初めて。WRCがスタートした1973年以来34カ国目の開催国となる。




Rd1:モンテカルロ(開催済み)


Rd2:スウェーデン(開催済み)


Rd3:メキシコ(開催済み)


Rd4:エストニア(9/4〜6)


Rd5:トルコ(9/24〜27)


Rd6:ドイツ(10/15〜18)


Rd7:イタリア(10/29〜11/1)


Rd8:ベルギー(11/19〜22)

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