バイクに乗るためには、まず運転免許を取得すること。これが第―歩。これがなければ公道は走れません。運転免許の登竜門でもある、50ccのバイクが運転できる「原付免許(最短1日で取得可能)」の取得方法や費用などを紹介します。
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
バイクの運転免許の種類
バイクの運転免許は1から7までの7種類。1とAT(オートマチック)限定のない2・4・6は、手動式クラッチ付ミッション車及びスクーターともに運転できるが、AT限定の3・5・7はスクーターなどのクラッチなし車両のみ運転可能。
なお、運転免許の学科試験(実技試験は公認教習所を卒業の場合は免除)は、すべて各都道府県の運転免許試験場で申請し受験する。購入するバイクや今後のバイクライフに合わせて、取得する免許をセレクトしよう。
1:原付免許 難易度★☆☆ 取得可能な年齢:16歳
1: 交差点で対面する信号が、赤色の点減をしている時は、徐行して進むことができる。〇or✖?
2:歩道のない道路で子供の横を通過する場合、安全な間隔がとれる時は徐行しなくてよい。〇or✖?
3:急ブレーキをかけると横すべりを起こす危険があるので、ブレーキは数回に分けてかけるほうがよい。〇or✖?
4:徐行とは、時速10キロメートル以下の速度で走ることである。〇or✖?
・年齢が16歳以上
・90dB(デシベル)の音を10メートル離れていても聞き取れること
・色の判断(赤・青・黄の区別)がつくこと
・身体機能障害がないこと
・必要視力は両眼で0.5以上
・片眼が見えない場合、他眼の視野が左右150度以上で視力0.5以上
・本籍地記載の住民票:1通(コピー不可) ※市区町村役場や出張所で発行してもらう。価格は300円(市区町村役場や出張所によって異なる場合あり)
・申し込み用写真:6ヶ月以内に撮影したもの。サイズは縦3.0cm横2.4cm
・認印
・取得費用
・筆記用具
・視力の低い人は眼鏡、コンタクトレンズなど(忘れると適性検査で不可となる)
※地域によって異なる場合あり
原付免許は筆記試験のみなので、服装に決まりはない。ただし、午前中の筆記試験に合格し、午後に実技講習(実際にバイクに乗る講習)を受ける場合は、長ズボン、スニーカーなど、バイクの乗車に適した服装で挑むことが重要。
必要なものを用意したら、住民票のある管轄の運転免許試験場(運転免許センター)へ。※住民票のある住所以外の都道府県では受験不可
各運転免許試験場(運転免許センター)によって異なる場合があるが、基本的には、
1:試験場にて申請書に必要事項を記入。所定の金額の印紙を購入後、受付に並ぶ
2:適性検査(聴力、視力、運動能力などの検査)
※注:視力が弱い人は、メガネやコンタクトレンズを忘れると不合格になる
3:適性検査合格後に学科試験
※注:時間は30分。46問+危険予測2問。50点中45点以上で合格
4:合格発表。不合格者は、その後の手続きの説明を聞いて解散
5:学科試験に合格したら、原付技能講習を実施。2~3時間の実技講習後、ビデオ講習を受講
※注:時間のない人は、別日でも受講可能
6:すべて終了したら、運転免許証が交付される
50ccのバイク、お値段と交通ルールの話