各都道府県(警)の一般入札公告に、こんな業務委託公募公告が!「レーダー式速度違反自動取締装置等試掘工事委託」…。内容をよく読んでみると、どうやら名神高速上下線に残存する旧型レーダー式オービスのことらしい。もはや、いつ撤去されても不思議はないレーダー式オービスの「試掘工事」とは一体?
さっさと「撤去」できないと、京都府警の事情、とは?
フツー、各都道府県警が、管轄内に設置されたオービスを撤去する際は、「オービス撤去工事」の業務委託入札を行う。1番、低い額で入札した業者が落札者となり、工事を請け負うというわけだ。
ところが、今回、公告されたのは、「試掘工事」の業務委託。たぶん、基礎を試掘するということなのだろうが、すでにほぼダミー化し、撤去を待つばかりの旧型レーダー式オービスの「試掘工事」に一体何の意味があるのか?
ちなみに、その「試掘工事」の対象物は以下の通り。
・名神高速上り線481.1KPに設置されている旧型レーダー式オービス
・名神高速下り線493.2KPに設置されている旧型レーダー式オービス
・名神高速下り線492.6KPに設置されている事前予告板
今や、名神高速に4機残存(2機は吹田SA横)する内、京都府内に設置されている2機(京都南IC先/下り&山科バス停前/上り)、そして下り線の事前予告看板のことであることは間違いない。
が、なぜ「撤去」ではなく「試掘工事」なのか?
たぶん、撤去するにあたって、まずは基礎部分を試掘することで、どのくらいの手間と費用が掛かるのか調査しようとしているということなのではないか? ただ、オービス関連の「試掘工事」入札なんて、今まで見たことがないだけに、なにやら怪しい気配を感じるというのも事実。まさか、当情報局が今までさんざん、入札情報から「撤去」や「新設」を事前リークしたことで、わざと「撤去」とせずに「試掘」にしたわけではないとは思うが、いずれにしても、警察にもいろいろ事情があるってことなんでしょうね。