
<全国高校野球選手権:沖縄尚学-山梨学院>◇21日◇準決勝◇甲子園
2年生の注目投手が、決勝進出をかけて投げ合う。
沖縄尚学は末吉良丞、新垣有絃(ゆいと)と左右の両輪を擁する。1回戦・金足農(秋田)戦は末吉が14奪三振で完封。2回戦・鳴門(徳島)戦は先発の新垣有が5回を4安打8奪三振で投げきり、残る4回を投げた末吉と完封リレーを達成するなど、ともに好投を続けながら好投を続けている。守備陣も堅守で投手陣を支えている。
山梨学院も菰田陽生(はるき)、檜垣瑠輝斗(るきと)の2枚看板。初戦(2回戦)・聖光学院(福島)戦から3試合連続で菰田の先発と檜垣の救援で勝ち上がっている。打線も3試合連続2桁安打をマーク。準々決勝・京都国際戦では、昨夏の甲子園優勝投手、西村一毅(3年)を10安打9得点(自責5)と打ち込んでおり、投打のバランスが取れている。
山梨学院が先手を取れば一気に主導権を握る可能性が高いが、沖縄尚学も粘りが身上。見逃せない対決となる。