英ランコーン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --自社技術プラットフォームから生み出される量子ドットやその他のナノマテリアルの開発と製造で世界をリードするナノコ・グループ(LSE:NANO)は、創設者兼CTOの引退、新しい技術ディレクターの任命、R&D組織への新たな投資を発表しました。
ナイジェル・ピケットの引退
ナノコの創業者、CTO、取締役であるナイジェル・ピケットが、2025年8月19日付けで引退することになりました。今後6か月間、ピケットは長期的な技術イニシアチブに注力し、2026年2月までに顧問に就任する予定です。
ナイジェルは2000年にナノコを共同設立し、マンチェスター大学と提携した小さなスタートアップ企業から量子ドット(QD)技術のリーダーとして認められ、ディスプレイ、イメージセンサー、照明、太陽光発電など、さまざまな業界でQDの商用化に大きく貢献する350件の特許を保有する活気ある組織へと成長させました。
ナノコの取締役会長であるジャラル・バゲルリCBE
は、「ナイジェルは創業以来、ナノコに多大な貢献をしてきました。過去四半世紀、ナノコこそが彼の人生そのものでした。ナイジェルの機知と創意工夫によって、ナノコは今や業界のリーダーとなっています。ナイジェルが、すばらしい引退語の人生を迎えられることを祈っています」と述べています。
ナノコのテクノロジーリーダーシップ
ピケットの引退と同時に、ナノコは研究開発組織内で数名の昇進を発表しました。
ナノマテリアル部門のセクションヘッドを務めていたオンブレッタ・マサラが、ナノコのCEOであるドミトリー・シャシュコフ氏に直属する技術ディレクターに就任します。マサラはナノコに約20年間勤務しています。
ジェームズ・ハリスは、その卓越した技術的専門知識が認められ、現在の役割を拡大し、QDテクノロジーの責任者に就任しました。
パルティバン・ラマサミは主任科学者に昇進し、イメージセンサーの開発に注力しています。
ナノコのCEOであるドミトリー・シャシュコフ
は、「ナイジェルのリーダーシップの下、次世代の技術を担うリーダーが社内で育成され、ナノコのテクノロジーチームを次の成長の時代へと導く準備が整っています。豊富な経験を持つオンブレッタはまさに適任といえます。10月に新戦略を発表して以来、ナノコはQD技術開発における確固たる評価に基づき、複数の技術提携を構築・強化してきました。オンブレッタ、ジェームズ、パルティバンの3名に新たな役割での成功を祈っています」と述べています。
追加の技術リソースへの投資
ナノコはまた、R&D組織に数名の新規採用を発表し、技術系人材基盤をさらに強化しました。
テオマン・タケセンがデバイス物理学者としてナノコに入社しました。タケセンは、オックスフォード・フォトボルテイクス社に5年間勤務した後、当社に入社しました。それ以前は、トルコ、エストニア、ドイツにおいて、半導体、量子ドット、太陽光発電(PV)関連の学術界および産業界の現場で国際的な成功を収めてきました。
ルーナク・ナファデがナノコのシニアケミストに就任しました。ルーナクはシカゴ大学からナノコに入社し、過去2年間、世界的に著名なフィリップ・ギヨー=シオネスト教授の研究室で、赤外線イメージセンサー向け量子ドット(QD)の開発に携わってきました。シカゴ大学に勤務する前は、サウジアラビアとインドの著名な学術機関で博士課程および博士研究員としてQD研究に従事していました。
アシム・オナルもシニアケミストとしてナノコに入社しました。オナルはイスタンブールのコック大学で博士号を取得後、照明、ディスプレイ、バイオメディカル用途向けの量子ドットの開発に注力しました。博士号取得前は、トルコとドイツで学部および大学院レベルの量子ドット研究を5年以上行いました。
ナノコの新任技術ディレクター、オンブレッタ・マサラ
は、「テオ、ルーナク、そしてアシムをナノコに迎え入れます。当社の成長と企業としての評判は、チームにかかっています。新入社員は皆、卓越した技術系の経歴を持ち、独自のノウハウを会社にもたらしてくれます。このような優秀で国際的な才能を持つ人材を迎え、技術チームを拡大できることを大変嬉しく思います」と述べています。
編集者向け注記:
ナノコ・グループについて
ナノコ(LSE: NANO)は、ナノマテリアルの製造およびライセンス供与を行うグループであり、特許取得済みのカドミウムフリー量子ドット(CFQD®材料)をはじめとする、エレクトロニクス産業向けの特許取得済みナノマテリアルの製造を専門としています。2001年に設立され、英国ランコーンに本社を置くナノコは、商業注文に対応する既存の大規模生産施設に加え、世界クラスの特許保護されたIPポートフォリオの構築を続けています。
ナノマテリアルとは、通常1~100nmの範囲の大きさを持つ材料です。ナノマテリアルには、光学的特性や電子的特性など、様々な有用な特性があります。量子ドットは、サイズに依存する光学的特性と電子的特性を持つナノマテリアルのサブクラスです。量子ドットの分野において、グループは量子ドットの様々な特性を活用し、センサー、エレクトロニクス、ディスプレイ市場などの特定の市場やエンドユーザーアプリケーションにとって魅力的な様々な性能基準をターゲットにしています。ナノコのCFQD®量子ドットは、カドミウムなどの有毒重金属を含まず、可視光線から赤外線までの様々な波長で発光するように調整できるため、幅広いディスプレイアプリケーションに使用できます。ナノコのHEATWAVE®量子ドットは、近赤外線までの様々な波長で光を吸収するように調整できるため、カメラやイメージセンサーなどのアプリケーションに使用されています。
ナノコはロンドン証券取引所のメイン市場に上場しており、LSEのグリーンエコノミーマークを取得しています。ティッカーシンボルはNANOです。詳細は、www.nanocotechnologies.comをご覧ください。
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