北米における日産(NISSAN/INFINITI)の2019年販売状況が発表された。NISSAN(日産)ブランド、INFINITI(インフィニティ)ブランドともに不調。厳しい数字が並ぶことになった。
北米における日産の2019年販売データが発表された。これによると、
北米日産の販売台数
NISSANブランド:122万7973台(前年比ー8.7%)
INFINITIブランド:11万7708台(前年比ー21.7%)
トータル:134万5681台(前年比ー9.9%)
と全体としてかなり振るわなかった。
実際、前年比でプラスになっているのは、KICKS(キックス。+149.6%)NV(+18.5%)、NV200(+0.8%)の3モデルだけだ。
さらに細かく見ていくと
NISSANブランド・カー:51万564台(前年比ー8.8%)
NISSANブランド・トラック:71万7409台(前年比ー8.6%)
INFINITIブランド・カー:3万3582台(前年比ー30.4%)
INFINITIブランド・トラック:8万4126台(前年比ー16.7%)
となっている。こうしてみると、押し並べて不調だが、インフィニティの不振が目立つ。
NISSANブランドで言うと
カー
GT-R:ー38.5%
370Z(フェアレディZ):ー31.3%
マキシマ:ー17.2%
リーフ:ー16.0%
ヴァーサ(VERSA):ー12.2%
となっている。
トラック(SUV)
タイタン:ー37.5%
ムラーノ:ー18.2%
ローグ:ー15.0%
フロンティア:ー9.1%
という状況だ。
もっと深刻なのはINFINITIブランド
もっと深刻なのはインフィニティ・ブランドである。前年対比でプラスになっている車種はない。
Q50:ー21.1%
Q60:ー44.1%
Q70:ー43.0%
QX30:ー60.1%
QX50:ー26.7%
QX60:ー8.9%
QX80:ー0.5%
である。
ここまでくると、インフィニティに関しては、ブランドの再構築が必要と言えるレベルと言わざるをえない。
2018年にモデルチェンジしたばかり(しかも革新的な可変圧縮比エンジン=VCRを搭載している)のQX50ですらー26.7%と不振だ。
2019年のジャパニーズ・プレミアムブランドのなかで
レクサス(LEXUS):29万8114台(前年比ー0.1%)
アキュラ(ACURA):15万7385台(前年比ー1.0%)
インフィニティ(INFINITI):11万7708台(前年比ー21.7%)
とインフィニティの一人負け状態だ。