・月間登録台数 644台 (19年5月〜10月平均値)
・現行型発表 18年7月
・WLTCモード燃費 15.0㎞/ℓ ※5速MT車
REPORT●工藤 貴宏(KUDO Takahiro)
PHOTO●神村 聖(KAMIMURA Satoshi)
MODEL●月城 まゆ(TSUKISHIRO Mayu)
※当記事は2019年11月発売の「2020年 国産&輸入SUV」に掲載されたものを転載したものです。
■主要諸元 JC
全長×全幅×全高(㎜) 3550×1645×1730
室内長×室内幅×室内高(㎜) 1795×1300×1200
ホイールベース(㎜) 2250
トレッド(㎜) 前/後 1395/1405
最低地上高(㎜) 210
車両重量(㎏) 1090
エンジン種類 直列4気筒DOHC
総排気量(㏄) 1460
最高出力(kW[㎰]/rpm) 75[102]/6000
最大トルク(Nm[㎏m]/rpm) 130[13.3]/4000
燃料タンク容量(ℓ) 40(レギュラー)
トランスミッション形式 4速AT
駆動方式 4WD
タイヤ・サイズ 195/80R15
最小回転半径(m) 4.9
WLTCモード燃費(㎞/ℓ) 13.6
車両本体価格 205万7000円
先進安全装置
撮影車両データ
ボディカラー:ジャングルグリーン
オプション装備:パイオニアスタンダードワイドナビセット(13万2605円)/フロアマット(2万515円)/ETC(2万2220円)/USBソケット(2805円)/ドライブレコーダー(3万4980円)
ボディカラー
乗降性
前席と後席では大きく印象が異なる。前席は開口部が広いことも手伝って想像以上にスムーズに乗り降りできる。ただしサイドシルの位置は高いので足先の軌跡は大きい。後席アクセスは、リヤドアがないため姿勢が窮屈だ。
インパネ
前席
新型のトピックはジムニー史上初めてハンドルの調整機構が組み込まれたこと(チルトのみだが)。着座位置は高めだ。車体は軽自動車サイズだが、シートは普通車と同じサイズなのでロングドライブでも疲れにくい。
後席
過去のジムニーに比べて足元スペースは広く(膝まわりの間隔は先代比+40㎜)、四角い車体形状や大きな窓による開放感も手伝って想像よりずっと快適に座れる。左右独立の12段リクライニングも備える。
ラゲッジルーム
後席使用時ははっきり言ってミニマムサイズで容量352ℓ。とはいえリクライニングを立てれば機内持ち込みサイズのキャスター付きバッグは積める。後席格納時はフラットな床になるのが特徴で、邪魔にならないようシートベルトまで取り外せる。床は樹脂素材で汚れに強く掃除も簡単だ。
うれしい装備
〈TOPICS〉外装を個性的にアレンジ
〈ENGINE〉力強いゆとりの新エンジン
バイヤーズガイド
納期は今でも長く、販売店では「ジムニー、ジムニーシエラともに1年以上を要する」という。グレードは「JL」と上級の「JC」がある。「JC」は16万5000円高いが、LEDヘッドランプやアルミホイールが装着され、装飾類も充実するから買い得だ。軽自動車のジムニー「XC」と比べると18万1500円高い。排気量と外装パーツの違いを考えれば、この価格差も妥当と言える。