9月17日、FCAはフィアット・パンダをベースにイタリアの老舗ファッションブランド「トラサルディ」とコラボレーションしたスペシャルエディション「フィアット・パンダ・トラサルディ」を設定したことを発表した。
内外装に個性的な2トーンカラーを採用。ラグジュアリーなパンダという新しい価値を提案
「トラサルディ」は1911年に設立した老舗ファッションブランド。高級革手袋メーカーとしてスタートし、現在では革製品だけでなく、アパレルや香水など、幅広いジャンルのファッションアイテムを展開している。
そんなブランドとのコラボレーションによって誕生したこのスペシャルエディションは、クロスオーバースタイルの「パンダ4×4」がベース。搭載エンジンは69psの1.2L直列4気筒のほか、85psの0.9L直列2気筒ターボを設定する。
公開されたモデルの内外装はマットカフェイタリアーノブラウンにブラックを組み合わせた個性的なカラーリングをまとう。ボディからは同ブラウンのほかにジェラートホワイトやシネマブラック、コロッセオグレーも設定されているのとこと。
エクステリアではホイールのセンター部分やリヤクオーターウインドーにトラサルディのロゴマークが、そしてボディサイドには「TRUSSARDI」のネームがあしらわれる。
インテリアではステアリングホイールのセンターパッドやシートの表皮パターンにロゴが、シートベルトやフロアマットに「TRUSSARDI」のネームが入り、内外装にわたって特別なコラボモデルであることがアピールされている。
FCAはこのモデルを発表したことによって、2003年以来、欧州で最も販売台数の多いコンパクトカーとして親しまれているパンダに「ラグジュアリー」という新しい価値を提案したのである。
ラグジュアリーな雰囲気は、内外装のカラーリングに加えて、ステアリングホイールやシフトブーツ、シートの一部などに高級レザーを用いていることからも感じ取ることができ、キャビンはまさにラグジュアリーなラウンジといった趣だ。