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2020年、夏休みドライブの出発はお早めに!? 東京オリンピック期間中の首都高料金1,000円アップは、マイカーだけがターゲット!【交通取締情報番外編】


6/6、2020年東京オリンピックとパラリンピックの開催期間中、選手や関係者の移動や物流をスムーズに行わせるために、首都高(首都高速道路)の日中(午前6時から午後10時)のマイカーの走行料金を1,000円アップすることが、東京都と政府などの間で大筋で合意に達したことが、各メディアで報道された。なんと、これにより、例えば通常の普通車(ETC)の上限額、1,300円が2,300円と1.76倍に、下限額にいたっては300円が1,300円と4倍以上に跳ね上がることになるのだ!

業務用車両と事前登録の障害者、福祉事業者車両は適用外!

 首都高の料金区分は左表の通り。料金アップはバス、タクシー、トラック等の業務用車両と、事前に登録された障害者、福祉事業者のクルマは免除されるから、適用されるのは主に軽・二輪、普通車、中型車などの業務外車両、いわゆるマイカーということになる。現状での日中の走行車の内、半分近くがマイカーだというが、渋滞解消にどのくらいの効果をもたらすのか、興味津々だ。




 ちなみに東京オリンピックとパラリンピックの開催期間はそれぞれ7/22~8/9と8/25~9/6。つまり都合、22日間、日中にマイカーで首都高を走ると、1,000円余計に取られちゃうってこと。その代り午前0時~4時は通常料金の半額になる(それ以外は通常料金)というが、その恩恵を受けるクルマは極めて少ないだろう。いや、もしかしたら夏休みと言うことで都内(首都高)を抜けて行楽地に向かうクルマが夜中から夜明けに集中し、思わぬ時間に思わぬところで渋滞にでくわすことになるかも。




 ま、確かに、東京オリンピックは国の景気高揚策の一環であり、大会運営をスムーズに行うために必要な措置とも言えるが、業務ではなくても、日常生活にクルマが不可欠な人がけっこういるし、マイカーを業務に使っている人も相当数いる現状を考えれば、かなり大きい影響が出ることが予想される。とりあえず、大会期間中は、早めのお出かけが得策なようだ。

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