JAFが2018年4月28日〜5月6日に調査した結果、18年のGWのロードサービス救援依頼内容(四輪・二輪)の高速道路での第1位は「タイヤのパンク(バースト、エア圧不足含む)」、第2位は「燃料切れ」だった。ちょっとした注意で防げるトラブルだけに、せっかくのドライブを台無しにしないためにも、注意を払いたい箇所でもある。
GW中、ドライブ中の高速道路でのトラブルの第1位と第2位は、上記の通り。なお、一般道路では、「タイヤのパンク(バースト、エア圧不足含む)」は第2位、「燃料切れ」は第7位となっている。
タイヤのパンク(バースト、エア圧不足含む)は、高速道路、一般道問わず、上位にランキングされるほどトラブル件数の多さが目につく。
だが、そのトラブル内容は、ちょっとした注意で防げる内容でもある。なので、常に頭の片隅においておきたいところ。
セルフガソリンスタンドでチェック
MotorFan.jpの連載企画“「Renault MEGANE GT」Long term test”も兼ね、目的地も定めず気ままなロングドライブを満喫中の編集T。
出発日はあいにくの豪雨。当然、ルノー・メガーヌGTのボディはドロドロに。さらに、一般道に入ってからは、泥濘状態の道路に出くわすなど、タイヤハウスに泥が固着してしまうという状態にまでなってしまった。
出発前に“ガソリン満タン”“洗車”“タイヤの空気圧チェック”などは実施していたが、悪天候、長距離走行など、出発前とは状況は変わっているのではと思い、改めて、“洗車”“タイヤの空気圧チェック”を道中にて行う。
とはいえ、第一の目的は「給油」。連休中ということもあり、とある地方都市でのことだが割とお休みのガソリンスタントが目につく。となると、早めに給油をしておいた方がなにかと安心。
そこで、道中のセルフガソリンスタンドへと入る。そのセルフガソリンスタンドは、セルフのコイン洗車機も設置。ドロドロのルノー・メガーヌGTの洗車もできることもあるが、吹き上げスペースに無料で使用できるタイヤの空気充填機も用意されていたので、JAFのトラブル案件のチェックをするにはちょうどよかった。
セルフガソリンスタンドでやったこと その1「給油」
高速道路でのトラブル第1位の「燃料切れ」対策。給油を行う際は、レギュラーガソリン、ハイオクガソリン、軽油、と油種を間違えないよう注意が必要。
ノズルの色は「レギュラーガソリン=赤」「ハイオクガソリン=黄」「軽油=緑」と法令で決まっているので、表示とノズルの色を慌てることなく確認することをお忘れなく。
セルフガソリンスタンドでやったこと その2「洗車」
最近のセルフガソリンスタンドでは、給油は自身で、洗車はスタッフがというものが多い。今回利用したセルフガソリンスタンドは、洗車もセルフ。なので、全作業をすべて自分でやってみる。
洗車機の使用方法や注意事項は、洗車機そばに表示されているのですぐに理解可能。全長×全幅×全高は規定値以内か、ボンネット、窓、トランク、ドア、給油口は閉まっているかなど、注意事項をチェックする。
そして、撥水、撥水+下部洗浄、ワックス、シャンプーなどの洗車メニューを選び、いざ、洗車機へと入る。
なお、今回選んだメニューは、下まわりの汚れも気になったので「撥水+下部洗浄」をチョイスした。
セルフガソリンスタンドでやったこと その3「空気圧チェック」
無料で使用できる「空気充填機」をお借りして空気圧のチェック。非適正な空気圧はタイヤバーストの原因にもなるばかりか、空気圧が低いと燃費の悪化、逆に高いと直進安定性の悪化や偏摩耗の原因にもなるので、チェックは怠りたくないところ。
なお、空気圧は、適正なタイヤであっても空気は自然に抜けていくので、1ヵ月に1回はチェックを実施した方がよい。
ルノー・メガーヌGTのタイヤは、まだ”卸したて”なので経年劣化等の心配はなかったが、とはいえ、高速道路〜自動車専用道〜一般道を使ってのロングドライブゆえ、途中で空気圧をチェックしておいた。
給油+洗車+タイヤチェックも完了。さらにロングドライブは続く
上記で紹介した内容(タイヤに異物が挟まってないか、亀裂は入ってないかなども含む)の作業時間は、約1時間。そのときすでに1500km近くを走行していたので、その後の道中のことも含め、諸々チェックできて安心感は増した。
さらに、ロングドライブとなると長時間、同じ姿勢のままということにも。ボディの吹き上げやタイヤやホイールハウス内を洗ったりする行為は、腰痛肩こりもちの編集Tにとってはストレッチ代わりにもなって、心身のリフレッシュにもなった。
ともあれ、まだまだ続く大型連休。安全・快適なドライブで、よいGWをお過ごしくださいませ。