「平成30年度省エネ大賞」の製品・ビジネスモデル部門において、シャープの「スマート蓄電池システム<JH-FBCC01/JH-FBCC02/JH-FBCC03>」が「省エネルギーセンター会長賞」を受賞した。本賞は、省エネルギー意識の浸透や省エネルギー製品の普及促進などに寄与することを目的として、優れた省エネルギー性を有する製品やビジネスモデルを表彰する制度。
本「スマート蓄電池システム」は、工場やオフィスビル、店舗などに設置し、電気の使用状況に応じて蓄電池の充放電をきめ細かく制御する。
通常、多くの電気を使用する施設では、電力会社と高圧受電契約(※1)を結んでおり、過去1年間における最大の使用電力(最大デマンド(※2))を基準に基本料金が設定(※3)される。本システムは、消費電力が上昇したタイミングで蓄電池から放電し、最大デマンドを抑えることで、基本料金の削減を図る。また、太陽電池が発電する直流の電気を、インバータやコンバータなどの変換機器を介さずにダイレクトに蓄電できるので、変換ロスなどを最小限に抑えることができる。
※1 6,000V以上の電圧で電力供給を受ける契約のこと(送電時の電圧は、 電力会社により異なる)。
※2 30分毎の平均使用電力で、その月で最も大きな値を指す。
※3 電力会社や契約内容により、異なる場合がある。