九州電力、イーレックス、および日産自動車の3社は、電気自動車(EV)の日産リーフを活用し、法人の顧客向けにEVの車載バッテリーからビルに放電することで最大需要電力(デマンド)を削減するV2B(Vehicle to Building)パイロットプロジェクトを、 平成31年1月から共同で開始する。
本プロジェクトでは、法人の顧客に日産リーフと充放電器を導入し、車載バッテリーの電気を活用することによる顧客のデマンドの削減効果を検証するとともに、非常用電源としての活用も含めた顧客の受容性について確認を行う。各社は本プロジェクトを通じて、EVを活用した新たなサービスの創出に向けた知見の獲得を目指すとともに、今後の事業化についても検討していく。
【各社の主な検証項目】
九州電力株式会社
・顧客の使用電力データ分析によるデマンド削減効果
・将来の事業化を見据えた事業性評価
イーレックス株式会社
・顧客の車両使用用途に応じたサービス適合性
・顧客の受容性や満足度
・ガソリン車とEVでの車両関連コストの比較
日産自動車株式会社
・V2BによるEVの使われ方の確認