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デンソーは、韓国の生産会社「デンソー コリア エレクトロニクス」、「デンソー コリア オートモーティブ」、および販売・開発会社「デンソー インターナショナル コリア」の3社を、2018年7月2日付けで経営統合する。統合後は「デンソー コリア」として、自動車部品の開発から製造、販売まで一貫して行い、経営のスピードを向上させることで、韓国における事業体質の強化、成長に取り組む。
デンソーは、1976年に初めて韓国で生産会社を設立して以来、現地のカーメーカー向けにメーターやヘッドアップディスプレイなどの表示系製品や、カーエアコン、スターターやオルタネーター、小型モーターなどを現地で生産してきた。また1997年には販売会社を設立し、現在では開発機能を担うテクニカルセンターを併設し、事業の現地化を進めてきた。
今回の経営統合により、技術開発とモノづくりの両面においてシナジーを創出するとともに、販売機能も一体化することで、現地顧客のニーズに合わせた製品開発をより加速させる。また経営部門など、機能部門を集約することで経営スピードを向上させる方針だ。
経営統合後の新会社「デンソー コリア」の概要
社名:DENSO KOREA CORPORATION
経営統合日:2018年7月2日
所在地:大韓民国 慶尚南(キョンサンナン)道 昌原(チャンウォン)市 馬山合浦(マサンハッポ)区
資本金:9.06億円 (89億ウォン)
株主:株式会社デンソー 99.99%、その他 0.01%
社長:金 敬燮 (キム ギョンソプ)
従業員数:2,198人
事業内容:車載用電子製品、エンジン関係製品、カーエアコン、ワイパーシステムなどの開発、設計、製造、販売、非車両用各種機器部品の販売