
世界23ヵ国、82名のジャーナリストによって、その年のナンバーワンを決定する「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」。2018年度は、見事「ボルボXC60」に輝いた。
TEXT/山崎元裕(Motohiro YAMAZAKI)

2018年ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー(WCOTY)に「ボルボXC60」が選出された。
世界23ヵ国、82名のジャーナリストで構成される選考委員による各車の試乗、そして評価をベースとするこの賞は、プライム・リサーチ社の調査によれば、2014年から5年連続で世界トップのメディア露出が行われた自動車のアワード・プログラム。大賞となるカー・オブ・ザ・イヤーを選出するほか、アーバンカー、ラグジュアリーカー、パフォーマンスカー、グリーンカー、そしてカー・デザイン・オブ・ザ・イヤーの各部門で、それぞれに受賞車を決定するのも特徴だ。

2018年のWCOTYを受賞したXC60は、ボルボの最新世代アーキテクチャーであるSPAを上級モデルのXC90に続いて採用したプレミアムSUVの第2弾モデル。そのスタイリッシュなデザインはもちろん、PHEVを含めたパワーユニット、ラインナップの豊富さ、そして世界最高水準の安全性や運転支援システムの搭載などが高く評価された。

各部門賞には、アーバンカーに「VWポロ」、ラグジュアリーカーは「アウディA8」、パフォーマンスカー部門では「BMW M5」、そしてグリーンカーは「ニッサン・リーフ」、デザイン・オブ・ザ・イヤーでは「レンジローバー・ヴェラール」が選出されている。また2018年からスタートしたワールド・パーソン・オブ・ザ・イヤーは、ボルボ社CEOのホカン・サミュエルソン氏が受賞した。
先日開催されたロンドン・モーターショーでは、歴代の大賞受賞車と、2019年のノミネート候補車も展示されるなど、世界各国でますます自動車アワードとしての存在感を強めるWCOTY。はたして2019年はどのようなイヤーカーが選出されることになるのだろうか。
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