バイクパーツやバイク用品などを製作するサインハウスは、独自製品である「LED RIBBON(エル・リボン)ヘッドライト」が特許を取得したことを発表した。
【LED RIBBON特許技術の特徴】
1. 超小型高輝度LEDを採用しフィラメントに近い配光と明るさ
エル・リボンは、超小型・高輝度のCREE社製LEDチップを採用してハロゲンの配光とHIDを凌駕する明るさを出すため、放熱に拘り抜いて素材を選択し、独自開発の構造・製法とすることで、熱による性能低下と破損から護り最大限の明るさを手に入れたという。
2. 熱伝導率の高い銅製のLED基板を採用
価格と製造の面で、通常アルミ基板を採用することの多いLED製品だが、エル・リボンは、アルミの約1.5倍の熱伝導率を誇る銅製基板を採用している。
発光部に一番直結しているLED基板部の熱源で熱が溜まらないよう、末端部のヒートシンクへと熱を伝えるための第一歩が銅製LED基板の役割だ。
ここが弱ければ、ボトルネックとなり、その後の冷却がいくら優れていても無意味となってしまう。
3. 音速で熱を移動する銅製ヒートパイプ技術を採用
LED基板が発生した熱をライト灯具の外にあるヒートシンクへと熱を伝えなければならない。 エル・リボンは熱源の熱を高速で冷却部へ移動させるヒートパイプ技術を採用。 アルミ製のメイン構造ではヒートシンクへの熱の移動が緩やかなためLED発光部を急激に冷却すること到底難しくなる。
エル・リボンは小型のヘッドライトバルブでこれを実現するため、ヒートパイプをバルブシステムのメイン構造とし、熱源であるLED基板を直接ヒートパイプへ接合する独自のアイディアを生み出した。
これにより、LED基板の熱をそのままヒートパイプに熱を移動し、ヒートパイプでヒートシンク部へ高速で熱を伝えることでLEDチップの温度上昇を抑える冷却構造としながら、小型化に成功。
そこで問題となるのがLED基板とヒートパイプの接合部だ。
4. ヒートパイプと LED基板を半田溶接して伝熱ロスを解消
5. 狭い隙間で変形自在な銅製オリジナルヒートシンク
6. 放熱効率を徹底的に追求するため、ヒートシンクグリスを付属
7. LEDチップ温度をモニタリングし発熱温度を自動調整