ジャガー・ランドローバーは11月29日、ジャガーのミドルサイズ4ドアサルーン「XE」をベースに、同社の「スペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)」が手掛ける超高性能モデル「SVプロジェクト8」で、ドイツ・ニュルブルクリンク北コースのタイムアタックを実施。量産4ドアサルーン最速となる7分21秒23を記録したことを発表した。この記録は、これまで記録を保持していたスポーツセダンの最速記録を11秒上回るものだという。
SVOのディレクター、マーク・スタントン氏は、「SVOのデザインとエンジニアリングのチームに課せられたミッションは、最速であると同時に最も俊敏性に優れ、サーキット走行にフォーカスしたジャガー史上最もパワフルなロードカーを開発することでした。結果として『XE SVプロジェクト8』には、スポーツ・サルーン『XE』のルーフとフロントドア表面を残し、約75%のメカニカル・パーツにおいて、新しい素材が採用されています。今回ニュルブルクリンク北コースで発揮された圧倒的なパフォーマンス性能は、この大幅な変更が巧を奏したことを証明しました」と、記録更新の喜びをコメントした。
ジャガー・ランドローバーのスペシャル・オペレーションズ マネージング・ディレクター、ジョン・エドワーズ氏は、「SVOは最良のパフォーマンス、最上のラグジュアリー、比類なき走破性能のすべてを追及し限界に挑戦する部門です。手作業で組み立てられる『XE SVプロジェクト8』はその限界に挑み、ジャガーの最もコンパクトな4ドアスポーツ・サルーンから、スーパーカーを超える性能を引き出しました。ニュルブルクリンク北コースでの記録は、お客様に対して、究極のジャガー車を提供したいという当社の思いを強く示すもので、近い将来、この刺激的なスポーツ・サルーンを存分に体感していただけるでしょう」と、将来ジャガーXE SVプロジェクト8のオーナーとなる顧客に向けたメッセージを発信している。