
スペイン1部レアル・ソシエダードが、リヨンのアルゼンチン代表DFニコラス・タグリアフィコ(32)に興味を示している。スペイン紙マルカ電子版が13日に報じた。
タグリアフィコはリヨンとの契約が6月30日で満了するため、あと2週間ほどでフリーエージェントになり、今夏の移籍市場で注目を浴びる選手の1人になる見込みだ。
同紙によると、リヨンの首脳陣やサポーターは22年のFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会で世界王者に輝いたタグリアフィコの残留を希望しているという。しかし、Rソシエダードが獲得に動く可能性があるため、交渉は難航するとみられている。
今季、フランスリーグで6位に終わったリヨンにおいて、攻守に渡って活躍。5得点1アシストを記録した。欧州のトップリーグでプレーする左サイドバックの中、マルク・ククレジャ(チェルシー)ロビン・ゴセンス(フィオレンティーナ)に次ぎ、公式戦で3番目に得点の多い選手となった。
Rソシエダードは今季、スペインリーグを11位で終えて6季ぶりに欧州カップ戦出場権獲得に失敗した。この状況を受け、チームを6年半率いたアルグアシル監督が退任。クラブは新たにBチームを指揮していたセルヒオ・フランシスコを昇格させ、新時代に向けて動き出している。(高橋智行通信員)