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【東京モーターショー速報】メルセデス・ベンツ 未来のAクラス? メルセデスが提案する新世代EV、EQ A登場 東京モーターショー


東京モーターショーにおいてメルセデス・ベンツは新しいライン、EQシリーズの最新コンセプト、EQ Aを披露した。満充電で400kmの走行が可能なコンパクトEVだ。また世界初のプラグイン燃料電池車であるGLC F-CELLも登場し注目を集めた。

ブリッター・ゼーガー氏

輸入車としては圧倒的なスペースを誇るメルセデス・ベンツのブース。今回のモーターショーでは本国からスタッフを呼び、プレスカンファレンスを行った。登場したのはダイムラー社でマーケティング統括を担当しているブリッター・ゼーガー氏だ。




「メルセデス・ベンツの販売は2013年から4年連続で拡大しています。2017年は9月までで170万台以上、前年比11.7%増を達成しました。でとてもコンパクトなシティカーから、パワフルでハイパフォーマンスなマシン、そして燃料電池やプラグインハイブリッドなど、数多くの選択肢を提供してきました。そして我々はCASEというコンセプトのもと、全く新しい持続可能なモビリティの可能性をみなさまに感じていただこうと思います。新たにEQ、つまりエレクトリック・インテリジェンスというブランドも作りました。お客様のニーズを満たす、完璧な燃料電池車とEVを、今日お見せします」



メルセデス・ベンツは2019年からEVブランドの「EQ」を立ち上げることを発表し、すでにSUVのジェネレーションEQコンセプトを2016年に発表している。2017年の東京モーターショーでは、そのEQのAクラス、つまりよりコンパクトなボディサイズを持つことになるコンセプトEQ Aと燃料電池車のGLC F-CELLが出展された。




EQ Aのボディサイズは全長4285mm 、全幅1810mm、1428mmで、まさにAクラストほぼ同じ。すっきりとした外観は非常にスポーティな印象で、グリル(EVには必要がないので完全にバーチャル)にはLEDが組み込まれている。これが走行モードに合わせて点灯パターンを変化させるというのも新しい試みだ。




モーターは前後に1基ずつ搭載され、それぞれが前輪と後輪を駆動するAWD。システムパワーは200kW(272ps)、トルクは500Nmとされており、0-100km/h加速は約5秒と発表されている。




駆動用のリチウムイオンバッテリーは容量60kWhで、満充電なら航続距離は400kmというから、日常の使用には十分だ。ドイツの急速充電を使えば10分で約100km走行分の充電が可能だという。




そしてGLC F-CELLはGLCをベースにした世界初のプラグイン燃料電池車だ。見た目は通常のGLCと変わらないが、水素を満タンにすると400km以上、バッテーリーだけで50kmの走行が可能だという。




ゼーガー氏は


「EQ Aはコンパクトカーにどれだけの魅力を詰め込めるかに挑戦しました。バッテリーコンポーネントは拡張が可能です。そして燃料電池車は必要なインフラが整えば、日本でも非常に有望でしょう。燃料電池のモジュールはより小型になってパワフルになりました。このGLC F-CELLは東京から鈴鹿までを一気に走ることができるのです。EQはすべてのセグメントのEVを視野に入れています。我々は今後10以上のEQモデルの発売を予定しています」


と語った。







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