今回はちょっと趣向を変え、腕時計の話をしてみたい。
ボクの知る限りでは、クルマ好きは「腕時計好き」である可能性は高い方という印象を抱いている。
両者はまったく異なる製品ではあるが、精密に動作する機械であることや、ガラスと金属、樹脂の集合体であったりという共通項も多い(必ずしもそれらの素材を使用しているとは限らないが)。
スーパーカーメーカーと腕時計メーカーとのコラボレーションにはこういったものがある
そういった傾向があるためか、自動車メーカーも腕時計メーカーとパートナーシップ契約を結ぶことが多く、限定モデルもしくは定番モデルとして、「コラボレーション腕時計」を発売していることも多いようだ。
ここでそれらの例をいくつか取り上げてみたいと思うが、やはり有名なのは「ウブロとフェラーリ」だろう。
それまでフェラーリは「パネライ」と提携していた時期もあったが、2011年よりウブロとパートナーシップ契約を締結した(画像は”オーシャノグラフィック”。フェラーリとのコラボモデルではないが)。
以降、ウブロは様々な「フェラーリとのコラボモデル」を精力的に発表しており、ウブロの定番モデルである「ビッグバン」のフェラーリバージョンにはじまり、ラ・フェラーリをイメージした「MP-05」、2018年にフェラーリが70周年を迎えた際にも限定モデルの腕時計をリリースするなど、今や切っても切れない関係を構築している。
そのデザインもフェラーリそのもの、もしくはパーツを模したものが多く、かなりな特別感を持つようだ。
事実、フェラーリオーナーの「ウブロ装着率」はかなり高い。
そしてフェラーリと同じく、スーパーカーメーカーのランボルギーニは「ロジェ・デュブイ」と提携関係にある。 ランボルギーニは2017年に、それまでのパートナーであったブランパンとの提携を解消し、新しくロジェ・デュブイとの協力関係を発表した。
現在では主力モデル「エクスカリバー」をベースに、アヴェンタドールS、ウラカン、ウラカン・ペルフォルマンテといった、ランボルギーニ各モデルの名を冠した腕時計を発表している(そのうち、”ウルス”モデルも発売されることだろう)。
ランボルギーニはエクストリームなデザインで知られるが、同様の外観を持つ「エクスカリバー」はコラボレーションアイテムとして「ぴったりだ」とボクは考えている。