ざっくり、こんな車両・シート紹介
- 2種類の車両の外観やシートを写真付きで比較
- 両シートの共通点もご紹介!
- 両シートともにトイレ、Wi-Fi、レッグレストはなし
グレースライナーの車両は「4列標準シート(横4列・縦11列)」と、「4列ゆったりシート(横4列・縦10列)」のグランドグレースがあります。まずはスタンダードタイプから見ていきましょう。
スタンダードタイプ(4列標準シート)
ミッドナイトブルーの車体に、「グレースライナー」の白いロゴ、その他に、さまざまなステッカーが貼ってあります。これはどうやら名古屋で盛んに行われているローカルプロレスのロゴのようで、プロレスファンにはたまらない仕様かも。
車内は、横4列・縦11列と一般的な貸切バスと同じ仕様のシート配列となっています。
ヘッドレストには、無料で貸してもらえる茶色のブランケットがかかっています。
ブランケットを取ると、青いカバーのかかったシンプルなヘッドレストが現れます。
隣り合うシートの間には互いのプライバシーを保つカーテンが設置されています。また小さめながらもフットレストも完備。
足元のスペースは、前の乗客がシートを倒すと、約15cmといったところ。体格の良い人だと少々手狭に感じるかもしれません。
■4列標準シート車両の運行路線
リンクからは高速バス比較サイト「バス比較なび」にて、詳しい停留所と料金が確認できます。リンク先のページでは必要に応じて「逆区間」のボタンをご利用ください。
※2019年7月時点で運行している路線です
※設備は都合により変更されることがあります
グランドグレース(4列ゆったりシート)
グランドグレースの車両にはミッドナイトブルーの車体に、ゴールドの「グランドグレース」のロゴがあしらわれています。バスの車体が黒に近づくほど高級感を感じてしまうのは私だけでしょうか?
車内は、横4列・縦10列と4列標準シートのバスより1列少ない、ゆったりとしたシート配列となっています。
ヘッドレストに、無料で貸してもらえる茶色のブランケットがかかっているのは、4列標準シートと同じですね。
ブランケットを取ると、青いカバーのかかったシンプルなヘッドレストが現れるのも、4列標準シートと同じです。ただ、グランドグレースの方は、ヘッドレストとしては平らな形状になっています。
隣り合うシートの間にはカーテンが設置されており、フットレストを完備しているのも4列標準シートと同じですが、2点大きな違いがあります。
1つ目が、乗車時にシートの背もたれを倒した状態にしているところ。席を倒すときに、後ろの乗客になかなか一声かけられない人には、嬉しいサービス! 全員が気兼ねなく、フルリクライニングで過ごせます。
2つ目が、足元のスペースが広いところ。リクライニングした状態の前の席まで、約30cmのスペースがあり、4列標準シートよりもゆったりとした空間を確保できます。大柄な人や、足元に荷物を置きたい方におすすめ!
■4列ゆったりシート車両の運行路線
リンクからは高速バス比較サイト「バス比較なび」にて、詳しい停留所と料金が確認できます。リンク先のページでは必要に応じて「逆区間」のボタンをご利用ください。
※2019年7月時点で運行している路線です
※設備は都合により変更されることがあります
「スタンダードタイプ」と「グランドグレース」車内設備の共通点って?
ここまで「スタンダードタイプ」、「グランドグレース」の外観やシートの違いを紹介しました。ここからは、全便に共通している設備について見ていきましょう。
「スタンダードタイプ」、「グランドグレース」の車両の各座席にコンセントが設置されています。コンセントの設置個所は、通路側席の乗客用はアームレストの下に。窓際席の乗客用には、壁際に設置されています。
全便共通のサービスは?
グレースライナーの全便で、女性客の隣席は必ず同性になるよう配慮してもらえる上に、後部座席に女性エリアを設けてある「女性あんしん」システムが共通です。
また、どの便も途中のサービスエリアでのトイレ休憩は2回。休憩アナウンスはされず、薄暗がり照明の点灯と、前カーテンのオープンが休憩開始の合図となります。
「スタンダードタイプ」「グランドグレース」どちらがお好み?
このように、車両の外観やシートによって足元の広さに違いがあるものの、基本的なサービスは一律のグレースライナー。「なるべく広いスペースがあるシートが好み」という人にはグランドグレースがおすすめ!
シートに特にこだわりがない、という人は乗車時間や乗車地、乗車予定日の運賃などに応じて、お好みの便を選んでみてくださいね。
また、2019年8月から東京~関西便で、3列独立シートの「プレミアムグレース」が新たに運行しています。
(為平千寿香)