目次
黒川温泉の魅力
豊かな自然に囲まれ澄んだ空気の中、温泉に浸かってゆったり過ごし、心と体を癒やせる黒川温泉郷。湯量が豊富で、自家源泉や風情ある露天風呂を持つ施設が多く、そして、7つの泉質の湯が集まっているのが特徴。
温泉好きならぜひ一度訪ねてみたい温泉地です。
情緒あふれる露天風呂を巡れる「入湯手形」
黒川温泉郷では「黒川温泉一旅館」と掲げ、道は廊下、木々や花々は中庭、約30軒ある温泉宿も大きな旅館の中にある風呂として楽しんでほしい、とさまざまな取り組みを行なっています。
28カ所の情緒あふれる露天風呂を巡れる「入湯手形」(1,300円)もその1つ。購入すると黒川温泉の旅館28カ所の温泉の中から、1枚につき好きな温泉を3カ所選び入浴できるんです。
お得に湯めぐりできるのはもちろん、すべて露天風呂というのがうれしいです。また、7種類もの泉質があるのも湯めぐりのしがいがあります。
「入湯手形」の有効期間は6カ月間あるので、1回に3軒巡れるだけでなく、複数回に分けても使えます。また、対象施設で割引が受けられる特典などもありますよ。
黒川温泉にある泉質は次の通りです。
黒川温泉にある泉質一覧
・硫黄泉…殺菌力が強く、表皮の細菌やアトピーに良いとされます。また、メラニンを分解する働きもあるとされていることから美白にも◯。毛細血管拡張作用もあります。
・炭酸水素塩泉…皮膚病ややけどに効果的。皮脂や分泌物を乳化して洗い流すため、つるつるの美肌効果が期待できます。
・塩化物泉…湯冷めしにくく保温効果に優れた湯。肌の保湿効果もあります。
・硫酸塩素…保温・保湿効果が期待できます。肌の蘇生効果も期待でき、切り傷などにも効果的。
・含鉄泉…鉄分を含みよく温まります。リウマチや慢性婦人病、貧血などに効果的。
・酸性泉…酸性度が高く殺菌効果が高いとされます。湿疹・水虫・アトピーに効果的です。
福岡(博多)から黒川温泉へのアクセス方法
博多から公共交通機関を使い黒川温泉へ行くには高速バスを利用するのが便利です。というのも、黒川温泉の近くに鉄道の駅はありません。
鉄道を利用する場合、熊本や阿蘇までは新幹線・電車で行けますが、その先から黒川温泉まではバスを乗り継いで行くことになります。
ここでは、高速バスだけで行くルートと新幹線&高速バスを利用するルートで比較してみます。
福岡(博多)から黒川温泉へ高速バスでアクセス
福岡(博多)から黒川温泉へ新幹線&高速バスでアクセス
各ルートを比較すると…
博多発高速バス | 博多発新幹線+ 熊本発高速バス | |
---|---|---|
乗り換え | なし | 1回 |
料金 | 3,150円 | 7,730円 |
所要時間 | 約2時間30分 | 約3時間40分 |
※2021年3月調べ
※新幹線料金は指定席・通常期
博多から行くには直行の高速バスの方が料金が安く、所要時間も短いですね。
やはり高速バスで行くのがおすすめです。
福岡(小倉)から黒川温泉へのアクセス方法
北九州方面の小倉駅などから黒川温泉へ行きたい場合は、博多経由でアクセスします。
小倉から博多周辺へは高速バスで約1時間、料金は1,150円。新幹線なら乗車時間は約15分、料金は2,160円(自由席・通常期)です。博多から黒川温泉への詳しい行き方は前述の通り、高速バスで行くのが乗り換えがなく料金も安いのでおすすめです。
小倉駅から黒川温泉への所要時間や料金は以下の通りです。高速バスを乗り継いで行く場合は、西鉄天神バスターミナルで乗り換える方が便数が多く便利です。
小倉発高速バス+ 西鉄天神BT発高速バス | 小倉発北九州新幹線+ 博多発高速バス | |
---|---|---|
乗換 | 1回 | 1回 |
料金 | 4,300円 | 5,310円 |
所要時間 | 約4時間20分 | 約3時間 |
※2021年3月調べ
※新幹線料金は自由席・通常期
博多から黒川温泉へバスツアーで行く
博多から黒川温泉へはバスツアーでも行けます。
例えば、いちご狩りができるおまけつきのこんな日帰りツアーがありますよ(2021年3月現在)。バスツアーなら寄り道して黒川温泉へ行けるので、温泉だけでなく観光やグルメなどを楽しみたい方におすすめです。
土・日・祝日限定!あまーいいちご狩り食べ放題 「黒川温泉」たっぷり約3時間滞在(日帰り)
9,990円
電車で行くのが難しい黒川温泉ですが、高速バスを使えば博多から乗り換えなしで行けます。電車を乗り継ぐ観光地より気軽に足を運べるのではないでしょうか。
(バスとりっぷ編集部)