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ゴルフはインパクトを習得してレベルアップを目指す!


ゴルフはショットを打つときに色々と意識しなければならないことがありますが、飛距離を出したり、ボールを飛ばす方向を安定させたりするためには、インパクトをマスターする必要があります。ゴルフでレベルアップを目指しているのなら、正しいインパクトを習得しましょう。

今回は理想的なインパクトや、正しいインパクトの習得方法を詳しく解説します。いつでも理想的なインパクトができるようになれば、大幅なスコアアップも夢ではありません。


インパクトとは?

ゴルフ初心者の中には、「そもそもインパクトってなに?」と思っている人もいるでしょう。インパクトは「衝撃」という意味がありますが、ゴルフではクラブのフェースがボールに当たる瞬間のことを意味しています。インパクトでクラブのフェースがボールの芯を確実に捉えることができれば、スイングのパワーがしっかりボールに伝わって、飛距離が出るようになるのです。
クラブのフェースには最もよく飛ぶスイートスポットというものがあります。インパクトするときは、スイートスポットでボールの芯を捉えることが重要です。


理想的なインパクト

インパクトの意味がわかったところで、「じゃあ理想的なインパクトはどんなインパクトなの?」と思っている人もいるでしょう。
理想的なインパクトは、スイングのパワーをボールに正しく伝えられ、狙った方向に飛ばせるインパクトです。ドラコンであれば飛距離を出すだけで構いませんが、ラウンドするときは狙った場所に飛ばせなければ意味がありません。
理想的なインパクトを作るためのポイントを紹介します。

■クラブヘッドが正しい軌道を描いている
インパクトは時間にすると一瞬ですが、クラブのフェースがボールに当たっている間のことをインパクトゾーンといいます。このインパクトゾーンが長いということは、フェースがクラブに当たっている時間が長くなり、飛距離が出るようになります。
クラブヘッドの軌道が楕円を描いていると、インパクト付近でクラブヘッドの軌道がまっすぐに近くなるので、インパクトゾーンが長くなります。しかし円を描くような軌道では、まっすぐに近い状態がほとんどないので、インパクトゾーンが短くなってしまうのです。クラブヘッドが楕円を描くような軌道でスイングできれば、理想的なインパクトが作りやすくなります。

■下半身の体重移動をする
ゴルフでパワーのあるショットを打つためには、体をいかに使えているかが重要になります。上半身の回転や腕の力だけでは、思うような力は出せません。インパクトでボールにしっかりパワーを伝えるためには、下半身の体重移動をする必要があります。
インパクトをするときは、バックスイングで回転させた上半身を元に戻すだけでなく、下半身がターゲット方向に移動するように体重移動させてください。体を元に戻す回転だけでダウンスイングからインパクトしようとすると、体重移動の力が使えないので腕と上半身の力だけでショットを打ってしまいます。
また、体重移動しないことでヘッドがボールに届かない可能性もあります。そうなってしまうとヘッドがボールに当たっても芯を捉えられず、ミスショットになることもあるでしょう。
インパクト時は、下半身の体重移動をしっかりしてパワーをボールに伝えること、確実にボールの芯を捉えることが重要です。

■インパクト前後も意識する
インパクトを習得しようとすると、インパクト時だけを意識してしまう人もいるかもしれません。しかしインパクトはほんの一瞬ですし、インパクト前後の動きはインパクトと連動しています。そのため、インパクトの瞬間を考えるだけではなく、バックスイングからフォロースルーまでの一連の動きも意識するようにしましょう。
いくらインパクトの際に意識を集中させていても、バックスイングやトップ、ダウンスイングが乱れてしまえば、狙っていた状態でインパクトできません。またフォロースルーで腕をしっかり伸ばし、大きく軌道を描くことでヘッドスピードが上がります。
初心者のうちは、それぞれの動きに分けて練習することも大切ですが、インパクト前後も意識することで、理想的なインパクトができるようになるでしょう。


正しいインパクトの習得方法

飛距離を出したり、正確なショットを打ったりするためには、正しいインパクトを習得する必要があります。正しいインパクトを習得するための練習方法を解説しますので、コツコツ練習してインパクトの精度を高めていきましょう。

■ハンドファーストで打つ練習
インパクトするとき、グリップしている手がボールよりも飛距離方向にあることをハンドファーストといいます。インパクトするときはハンドファーストで、利き手と反対の腕とクラブのシャフトがほぼ一直線になると、理想的な形でフェースがボールを捉えられます。
このハンドファーストの練習をするために、クラブをいつもより短く持ちましょう。シャフトの中間よりもクラブヘッド側を持ってみてください。その状態から、グリップが脇の下を通るようにアドレスし、いつもと同じようにスイングしてみましょう。
ハンドファーストができているのであれば、インパクトしてもクラブは体に当たりません。例えば右利きの人がこの方法でインパクトした際、クラブが左脇腹に当たってしまうのであればハンドファーストができていないということです。この方法を繰り返して、ハンドファーストの感覚を掴みましょう。

■コックを身につける練習
コックとは手首を親指側に折る動きのことです。コックした状態からインパクトの際にコックを解放すると、ヘッドにしっかりとパワーが伝わるので、ヘッドスピードがアップします。また、ハンドファーストのインパクトが自然にできるので、ミート率が上がり、ショットが安定するという効果も得られるのです。
コックを身につけるためには、クラブを握るときに右手と左手の間をこぶし一個分程度空けて握ってみましょう。グリップの強さはいつものグリップと同じようにしてください。その状態で体幹を使ってバックスイングすると、コックしやすくなります。そこから一気にフォロースルーまでスイングすると、今度はダウンスイングからインパクト時にコックが解放される感覚が掴めるはずです。
実際にショットを打つときに、常に考えていてはうまくスイングができませんから、正しいインパクトを含め、正しいスイングは体に覚えさせる必要があります。この練習を繰り返すことで、コックの感覚を体が覚えていきますので、意識せずにコックができるようになるまで、繰り返し練習してみてください。

■7番アイアンを使った練習
ロフトが立っている7番アイアンは、正しいインパクトを習得する練習には最適なクラブです。クラブヘッドの軌道、下半身の体重移動を意識して、実際にスイングしてみましょう。
いつも通りにアドレスをし、ハンドファーストでインパクトする姿勢を作ってください。バックスイングは、膝と腰の間くらいの高さまで上げ、コックの角度は90度くらいを意識します。低い弾道のゴロを打つようなイメージで、スイングします。インパクトするときは、フェースでボールを押し出すイメージで打ってみてください。長距離を飛ばす必要はないので、30〜40ヤードの飛距離を目指して打ちます。
この練習を繰り返すことで、コックの動きも身に付きやすくなりますし、インパクトゾーンでボールを押し出す感覚も掴みやすくなるでしょう。体が覚えるまで、何度も練習してみてください。


理想的なインパクトを体に覚えさせよう

バックスイングやダウンスイングがうまくできたとしても、インパクトの瞬間にボールに正しくパワーが伝わらなければ、思ったような飛距離が出ません。また、狙った方向にボールを飛ばすこともできないでしょう。今回紹介した理想的なインパクトのポイントを意識して、正しいインパクトができるよう練習を重ねてみてください。

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