
お盆明けも、九州から関東を中心に最高気温35℃以上の猛暑日の所が多くなる予想。明日18日(月)や次の週末は東海や関東で特に気温が高く、40℃に迫る可能性も。昼夜問わず、熱中症対策を。
●収まらない猛暑
今日17日(日)は九州から東北にかけて、最高気温が35℃以上の猛暑日の所があり、関東や東北では昨日16日(土)よりも暑くなるでしょう。高気圧の勢力が強く、猛烈な暑さは少なくとも来週末にかけて続く見込みです。暑い時間帯の外出はなるべく避け、こまめに水分をとる、冷却アイテムを使うなど、熱中症対策を心がけてください。
九州から東北南部にかけては、明日18日(月)以降も広い範囲で晴れて、日中は強い日差しが照りつけるでしょう。暑さを和らげてくれるにわか雨は局地的となりそうです。最高気温が36℃、37℃と体温並みの暑さが続く所もあり、明日18日(月)は東京都心で37℃まで上がるでしょう。
猛暑日地点が特に多くなるのが、明日18日(月)と23日(土)、24日(日)。最新の予想では、18日(月)と23日(土)は前橋の最高気温が39℃、24日(日)は名古屋で39℃と、体温を超える危険な暑さでしょう。東海や関東の内陸の地域では、40℃に迫る所が出てくるかもしれません。朝晩も気温が高いままで、九州から関東では最低気温が26℃から28℃くらいと、蒸し暑さが続きます。
●熱中症の症状とは?
熱中症には、様々な症状があります。
はじめは「手足がつる」「立ちくらみ」「めまい」「生あくび」「筋肉痛」「筋肉のこむら返り」などです。また、汗が止まらない、あるいは、汗が出ないなど「汗のかき方がおかしい」というものもあります。
他にも「なんとなく体調が悪い」「すぐに疲れる」というのも初期症状です。また、周囲の方から見て「イライラしている」「フラフラしている」「呼びかけに反応しない」「ぼーっとしている」といった、いつもと違う症状も、熱中症を疑うポイントです。
症状が進むと、「頭痛」「嘔吐」「虚脱感」「倦怠感」「集中力低下」「判断力低下」などが起こります。
応急処置をしても症状が改善されない場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。自力で水が飲めない、応答がおかしい時は、ためらわずに救急車を呼んでください。
●夜間の熱中症対策
夜から朝にかけても、気温があまり下がらないと、室内で熱中症が発生するリスクが高まります。夜間の熱中症を防ぐポイントは、次の2つです。
① 寝る前に水分補給をしましょう。
熱中症予防には、水分補給が重要です。寝ている間にも汗をかくので、体の中の水分が失われてしまいます。寝る前には、コップ1杯程度の水を飲みましょう。睡眠中にトイレに行きたくないからといって、水分を控えるのは危険ですし、トイレに起きた時は、水分補給のタイミングです。起きた時にすぐ飲めるよう、枕元に常温の水を置くのがおススメです。
② エアコンを上手に使いましょう。
熱中症予防には、暑さを避けることも重要です。寝室は、寝る前からエアコンを使って、涼しくしておきましょう。また、エアコンが数時間後にオフになるようタイマーをかけると、タイマーが切れた時に部屋の中の温度が、とても高くなってしまうこともあります。タイマーをかける場合は、少なくともエアコンを3~4時間は使うよう設定し、できれば朝までつけっぱなしにしましょう。エアコンは、オンとオフを繰り返すと、そのたびに電力を消費するので、つけっぱなしにした方が経済的です。