
今日21日は九州北部から東北南部にかけての広い範囲で日差しが照りつけ、最高気温が35℃以上の猛暑日が続出しました。明日22日は、中国・四国から東北にかけて広く晴れて、厳しい残暑が続く見込みです。特に、近畿から東海にかけては今日よりも気温が高くなる所がありそうです。
●関東から東海を中心に40℃に迫る酷暑に
今日21日午後3時現在、全国で最も気温が上がっているのは茨城県筑西市(下館)と埼玉県鳩山町で39.3℃、次いで埼玉県熊谷市と愛知県名古屋市で39.0℃と、名古屋市と千葉県市原市(牛久)では今季最も高い気温を記録し、体温を超えるような暑さとなっています。
東京都心では36.8℃まで上がり、4日連続35℃以上の猛暑日となりました。また、東京都心の猛暑日は今月10日目です。東京都心で8月の猛暑日日数が10日以上になるのは、2020年以来5年ぶりです。
●明日22日 近畿から東海にかけては さらに気温上昇
明日22日は、中国・四国から東北にかけて広く晴れて、厳しい残暑が続く見込みです。特に、東海から近畿にかけては今日よりも気温が高くなる所がありそうです。最高気温は名古屋が38℃、京都では37℃の予想です。関東の内陸では35℃を超える所が多いでしょう。東京都心では35℃まで上がり、引き続き猛暑日となる見込みです。
気温が高い時間帯はできるだけ外出を控えるなど、暑さを避けて過ごすようにしてください。また、少しでも体調に異変を感じたら、無理せず涼しい場所で休憩し、たくさん汗をかいたら適度に塩分も補給してください。
●熱中症の症状
熱中症には、様々な症状があります。
はじめは「手足がつる」「立ちくらみ」「めまい」「生あくび」「筋肉痛」「筋肉のこむら返り」などです。また、汗が止まらない、あるいは、汗が出ないなど「汗のかき方がおかしい」というものもあります。
他にも「なんとなく体調が悪い」「すぐに疲れる」というのも初期症状です。また、周囲の方から見て「イライラしている」「フラフラしている」「呼びかけに反応しない」「ぼーっとしている」といった、いつもと違う症状も、熱中症を疑うポイントです。
症状が進むと、「頭痛」「嘔吐」「虚脱感」「倦怠感」「集中力低下」「判断力低下」などが起こります。
応急処置をしても症状が改善されない場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。自力で水が飲めない、応答がおかしい時は、ためらわずに救急車を呼んでください。