
今日16日も猛暑となっています。14時までの最高気温は、九州から東海で37℃台まで上がっている所があります。明日17日も厳しい暑さとなるでしょう。熱中症に警戒が必要です。
●今日16日も猛暑日続出
今日16日も厳しい暑さとなっています。
14時までの最高気温は、広島県安芸太田町加計で37.6℃、大分県日田市で37.5℃、岐阜県多治見市で37.1℃と体温超えや体温並みの暑さとなっています。山口市で36.8℃、名古屋市で36.7℃、京都市で36.6℃と西日本や東日本の所々で猛暑日となっています。
札幌市でも33.4℃と真夏日になりました。札幌市では今年32日目の真夏日となりました。年間の真夏日日数としては、これまでの1924年の記録を101年ぶりに塗り替え、1876年の統計開始以来最も多くなりました。
●明日17日も厳しい暑さ
明日17日も厳しい暑さが続くでしょう。
最高気温は、仙台市や大阪市で35℃と猛暑日となりそうです。東京都心で34℃と猛暑日に迫る暑さとなるでしょう。名古屋市では37℃と体温並みの暑さに、前橋市で38℃と体温を超えるような暑さとなりそうです。
厳しい暑さが続きますので、熱中症に警戒が必要です。
●プレクーリングで熱中症予防
熱中症対策の1つに「プレクーリング」があります。これは、屋外の作業などを始める前に、あらかじめ体を冷やしておくことで、作業中に体温が上がるペースを緩やかにする方法です。プレクーリングには、2つの種類があります。
1つは、体の内部から冷やす方法です。冷たい物を飲むことで、体の内部から冷やすことができますが、おすすめは「アイススラリー」です。スポーツ飲料と、凍らせたスポーツ飲料を、ミキサーで撹拌して作ります。微細な氷と液体が混ざっているので、液体だけを飲む時に比べて、冷たさがゆっくりと体の内部に浸透します。水分だけでなく、塩分や栄養素も補給できますが、一度に大量に飲むと、胃に負担をかけるので、少しずつ飲みましょう。1回に100グラム程度、数回に分けて飲むのがよいとされています。
もう1つは、体の外部から冷やす方法です。保冷剤などが体に接触するように作られたクールベストや、ファンのついた上着を着るのもおすすめです。また、水の入った器に手や足を入れて、10分程度、冷やすだけでもプレクーリングできますが、水温は10~15℃が効果的で、温度が低すぎると血管が収縮してしまい、逆効果になります。他にも、休憩時間に、椅子に座り、手足を水につけながら、スプレーで全身に水をかけて扇風機で風を送ると、脱水状態が軽減されます。
プレクーリングは、いくつかの方法を組み合わせて実施すると、より効果的です。暑い中での作業でも、できるだけ熱中症を防いでください。