
9月前半にかけての北海道は、気温が高めで残暑が厳しくなりそうです。北海道では昔からよく「お盆を過ぎれば暑さがおさまる」といわれますが、今年はお盆が過ぎてもなかなか涼しくはならない予想です。暑さで体調を崩さないよう、十分に注意してください。
●1週目(8月16日~22日) 短い周期で変わりやすい天気に
今日14日、札幌管区気象台から最新の1か月予報が発表されました。
この先一週間は、短い周期で天気が変わりやすくなりそうです。
明日15日(金)は、広い範囲で雨が降り、道北を中心に降り方が強まることもあるでしょう。局地的には雷を伴って、激しい雨となる恐れもあるため、天気の急変に注意が必要です。
16日(土)はいったん天気が回復し、各地で晴れ間や日差しが出るでしょう。お墓参りなど外出にもよい日和となりそうです。
ただ、17日(日)は低気圧が北海道の北を通過する影響で早くも天気が崩れ、各地で雨が降りやすくなるでしょう。低気圧の進路次第ではありますが、日本海側を中心に降り方が強まる恐れもあるため、最新の気象情報に注意してください。
18日(月)は天気が回復して晴れますが、19日(火)以降は気圧の谷の影響で雨の降る所が多く、ぐずついた天気が続くでしょう。
●2週目(8月23日~29日) 高気圧に覆われ、晴れる日が多くなりそう
北海道付近は、高気圧に覆われる日が多くなるでしょう。そのため、全道的に平年よりも晴れて日差しに恵まれる日が多くなりそうです。
気温は平年より高めに経過する見込みです。
8月23日は二十四節気の「処暑」で、これは厳しい暑さの峠を越えたころ、という意味があります。また、北海道ではよく「お盆を過ぎれば暑さがおさまる」ともいわれますが、今年の北海道はこの頃になっても平年より気温が高い予想のため、暑さが厳しく感じられることもあるでしょう。引き続き熱中症や食品の管理には油断せずに注意するようにしてください。
●3~4週目(8月30日~9月12日) 今年も厳しい残暑に 体調管理に注意
天気は数日の周期で変わるでしょう。立春から数えて210日目を「二百十日」と呼び、今年は8月31日にあたります。この頃は稲が開花する時期ですが、台風が接近・上陸することも多い時期となっており、農家にとっての厄日としても知られています。台風が日本に影響をもたらす可能性もあるため、日々の気象情報などはしっかり確認し、防災グッズを確認するなど日頃からできる備えをしておきましょう。
また、気温は平年より高い見込みです。例年、道内でその年最後に真夏日が観測されるのは、9月6日頃となっています。ただ、今年は残暑が厳しいため、9月中旬以降になっても真夏日が観測される所があるかもしれません。
暑さが続いて体力を消耗し、疲れやすい時期ではありますが、9月になっても油断せずに、こまめな水分補給を心がけるなど熱中症には十分注意してください。