
明後日12日にかけても九州から北陸、東海では災害級の大雨になる所がある。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要。14日(木)以降は日差しが照りつけて、九州から関東は厳しい暑さが戻る。
●明日11日から12日(火)にかけて災害級の大雨 土砂災害などに厳重に警戒
明日11日(月・山の日)から12日(火)は、前線が西日本から東日本付近に停滞し、活動が活発な状態が続きます。
今日10日(日)は福岡県では再び「線状降水帯」が発生し、非常に激しい雨が同じような場所で降り続いています。また山口県でも「線状降水帯」による非常に激しい雨が同じ場所で降り続き、命に危険が及ぶ土砂災害や洪水による災害発生の危険度が急激に高まりました。
山口県、福岡県、佐賀県、長崎県は明日11日朝にかけて、大分県、熊本県は今日10日夜から明日11日朝にかけて宮崎県と鹿児島県(奄美地方を除く)では、今日10日夜遅くから明日11日昼前にかけて、「線状降水帯」が発生し、災害の危険度が急激に高まるおそれもあります。
九州南部から北陸、関東も広く雨が降り、雷を伴った非常に激しい雨が降る所もあるでしょう。
情報をこまめに確認しつつ、山や崖、川など危険な場所には絶対に近づかず、安全な場所でお過ごしください。
●屋内での避難
浸水が発生し、深さが50cm以上となっている場合は無理に避難しないようにしましょう。
避難所へ避難できない場合は、近くにある鉄筋コンクリート製などの頑丈な建物のできるだけ高い階に避難してください。近くに該当する建物がなく自宅に居る場合でも同様です。
近くに山や崖など、崩れる恐れのある斜面がある場合は、斜面から離れた部屋に避難してください。
●13日(水)頃から厳しい暑さ戻る 熱中症対策を万全に
13日(水)になると前線の活動が弱まりますが、東北から近畿はスッキリしない天気でしょう。ただ、日が差す所もあり、ムシムシした不快な暑さになります。熱中症対策をしっかりと行いましょう。
なお、これまでの大雨で地盤が緩んでいる所や増水している川があり、少しの雨でも土砂災害や川の氾濫が発生するおそれがあります。お盆休みで、山や川などのレジャーの予定を立てている方もいらっしゃると思いますが、予定の変更をお願いいたします。また、交通機関が乱れる可能性がありますので、最新の情報をご確認ください。
14日(木)から太平洋高気圧の勢力が再び強まるでしょう。日差しの照りつける所が多く、内陸を中心に最高気温が35℃くらいまで上がる所もあるでしょう。熱中症などの体調管理に気をつけて、無理のない行動を心がけてください。