
今日16日は、近畿地方でヒノキ花粉が「非常に多く」飛ぶ予想になっていますが、明日17日以降は飛散量が幾分抑えられそうです。ただ、向こう一週間は黄砂の飛来する日もあるため、引き続きマスクをするなどの対策が必要です。
●近畿の花粉飛散量は減少傾向 ただ油断は禁物
近畿地方の花粉の飛散量は、次第に減少する見込みです。今日16日はヒノキを中心に花粉の飛散量が「非常に多い」ものの、明日17日から19日(土)にかけては「多い」程度で、雨の降る20日(日)は「少ない」予想になっています。その後は日差しが戻りますが、花粉の飛散量は「やや多い」くらいに抑えられそうです。
いよいよ花粉シーズンが終わりに近づいてきました。ただ、この先も油断は禁物です。空気の乾燥している日や黄砂の飛来する日は、鼻やのどの粘膜が傷つけられて花粉症の症状が強く出るおそれがあります。4月下旬くらいまでは、マスクや眼鏡を着用するなど引き続き花粉対策を行ってください。
●19日(土)も近畿に黄砂飛来か 車や洗濯物の汚れなどに注意
14日(月)は大阪で黄砂が観測されましたが、19日(土)はさらに広い範囲で黄砂が飛ぶ予想になっています。黄砂の影響で、遠くの景色がぼんやりかすんだり、車や洗濯物などが汚れてしまう可能性があります。また、花粉症などのアレルギー症状が悪化したりするおそれもありますので、お出かけする際などはご注意ください。
●黄砂や花粉を防いで快適な生活を
春は、黄砂や花粉が飛びやすいシーズンです。黄砂や花粉をなるべく防ぐには、以下のような対策がおすすめです。
① 外から帰った時には、玄関を入る前に、洋服や髪の毛についた花粉を、しっかりと払い落としましょう。花粉症でない方も、普段から、この習慣を心がけていただきたいものです。
② 室内を換気する際は、窓を大きく開けると、その分、花粉も室内に入りやすくなってしまいます。窓を10センチ程度開けて、レースのカーテンをするだけでも、部屋の中に入ってくる花粉の数を、窓を全開にした時と比べておよそ4分の1に減らすことができるという実験結果もあります。窓を開ける幅は少しでも構いませんので、なるべく換気しながら花粉を防ぎましょう。
③ 洗濯物や布団は、できるだけ室内に干しましょう。花粉対策だけでなく、黄砂対策にも効果的です。その際、空気清浄機がある方は、ぜひ一緒に使ってください。綺麗な空気の中で、洗濯物や布団を乾かせば、より快適に過ごせそうです。