
交通事故後に搬送された病院で看護師に暴行し、傷害の疑いで現行犯逮捕された女優広末涼子(44)が16日、留置先の浜松西署から処分保留で釈放された。今後、任意で捜査を続ける。キャリア&コミュニケーション、そしてハラスメント・危機管理専門家の増沢隆太氏(東北大特任教授)は日刊スポーツの取材に、釈放時の様子から今後必要なケアなどを助言した。
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釈放された広末ですが、まゆ毛のバランスやファンデーションがやや赤いような気もしました。個人事務所になったことで、現在、冷静に「女優広末」をプロデュースできる方はいらっしゃるんでしょうか?
デビューからずっと清純派として大注目されて早大に入学するなど、ついて回るイメージは「ちゃんとした人」。ただ、この人はもっとワイルドなんじゃないですかね。もうベビーフェースじゃなくて、“素”のままで表現できたらノビノビとできるように思います。
世間から見られている広末涼子を気にしすぎて、本人が気付かないうちに「たが」が外れて脱線してしまう。素のままでいることで、飾ることなく自然な演技のできる樹木希林さんのような女優になれるんじゃないかな、と。
釈放されて無言で頭を下げて3秒。顔を上げて笑ったように見えた表情は、自然だったんじゃないですか。言葉はなくても、メークの不完全さも、今の精いっぱいは出せたと感じました。そばで公私ともにアドバイスできる存在が必要だと感じました。(東北大特任教授)