
明日15日も関東甲信では大気の状態が非常に不安定。特に、通勤通学の時間帯は急な強い雨や落雷、ヒョウなどに注意が必要です。16日~19日は晴れて、日に日に気温上昇。19日は気温が30℃に迫り、7月並みの強烈な暑さの所も。熱中症にならないよう体調管理に注意を。
●明日15日も急な雨や落雷、ひょうなどに注意
日本海から上空に寒気を伴った低気圧が近づくため、明日15日も関東甲信では大気の不安定な状態が続きます。
午前を中心に雨の降る所が多く、通勤・通学の時間帯は雨脚が強まることもあるでしょう。急な強い雨や落雷、ひょう、突風に注意が必要です。
午後は晴れ間が広がってきますが、油断できません。日差しと暖かい南よりの風で気温がグンと上がり、大気の不安定な状態が続くでしょう。急に雨雲が湧いたり、雷雲が湧いたりする所もありそうです。雷の音がゴロゴロと聞こえたら、早めに頑丈な建物に避難しましょう。
●最新の気象情報をチェックして早めの行動を
最新の「気象情報」を入手するにはテレビやラジオなどの方法もありますが、インターネットで確認する場合、おすすめのチェックポイントが3つあります。
①雨雲レーダーをチェックしましょう。「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。
②雷レーダーをチェックしましょう。雨雲レーダーと同じように使えます。また、雷が予想されている所では、落雷だけでなく、竜巻などの突風の可能性も高まっていて、ひょうにも注意が必要です。
③注意報・警報をチェックしましょう。発表されている注意報・警報の種類によって、どんな現象に注意・警戒しなければならないか、わかります。注意警戒事項には、いつまで注意・警戒すべきか、ということも書いてあります。
●19日(土)は30℃に迫る 7月並みの強烈な暑さの所も
16日(水)は晴れて、にわか雨の心配はありません。最高気温は21℃前後で、過ごしやすい陽気でしょう。
17日(木)~19日(土)も日差しが届いて、日に日に気温が上がりそうです。19日(土)は夏日(最高気温が25℃以上)地点が続出して、30℃に迫る所もあるでしょう。甲府では30℃が予想され、関東甲信で今年初めての真夏日(最高気温が30℃以上)になるかもしれません。7月並みの強烈な暑さになる所もあるため、こまめな水分補給を心がけましょう。屋外で活動される方は涼しい所で休憩するなど、熱中症にならないよう、お気をつけください。
また、車の中では気温が上がりやすくなります。短い時間であっても子どもやペットを車内に残したまま車から離れず、エアコンで温度調節を適切に行いましょう。
20日(日)は雨が降り、季節外れの暑さはいったん落ち着きそうです。ただ、21日(月)は天気が回復して、25℃以上の夏日になる所があるでしょう。
●暑くなる前に熱中症予防
熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。
①暑くなり始めの頃から、暑さに備えて体づくりを行いましょう。「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる運動を、毎日30分程度行い、体を暑さに慣れさせてください。
②できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、室温を確認しながら調節するとよいでしょう。特に、換気を行う場合はこまめに再設定してください。もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。