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【天皇杯】町田黒田監督、酷暑の連戦でコンディション維持に苦慮「勝負の前にそこの悩み大きい」


天皇杯鹿島戦に向け、取材に応じた町田の黒田監督

FC町田ゼルビアの黒田剛監督(55)が25日、天皇杯準々決勝・鹿島戦(27日、町田Gスタ)に向けてメディア対応し、猛暑の8月の連戦に伴う悩みを吐露した。

23日の横浜戦に0-0で引き分け、リーグ戦の連勝は8で、公式戦の連勝も11で止まった。その試合のデータを確認すると、走行距離が大きく下がっていた。「さすがに落ちていたね。特にヘンリー、林は走行距離が(1試合で)12キロいくスプリンターだけど、スプリント回数も半分くらいまで落ちていた。やっぱりマリノスの方が走れていた」

8月は6日に天皇杯ラウンド16の京都戦(1-0)、10日の神戸戦(2-0)を戦った後、16日のC大阪戦(3-0)を皮切りに中3日でG大阪戦(3-1)、中2日で横浜戦(0-0)、そして中3日で鹿島戦を迎える。9月から始まるアジアチャンピオンズリーグ・エリートの日程を踏まえ、20日のG大阪戦は第27節に先駆けて第30節が消化された事情があった。

「セレッソ、ガンバ戦は中3日ではあったけど乗り越えて(走行距離は)上がったけど、そこからガクンと落ちている。言い訳ではないけど、少なからずそういう影響は出てくる。やっぱり数字を見て初めて分かるところもある。やっている選手に聞いても、(横浜戦の)後半はきつかったと言っていた。だからと言って防戦一方になるのはうちらしくない。コンディションって本当に大切だと思った」

カップ戦に勝ち上がるチームほど日程面の難しさは出てくる。どこのチームも一律の条件では日程を組めなくなる。

そんな事情を理解しつつも「暑熱対策じゃないけど、この暑さの中もうちょっと日程が何とかならないものかなって思う。観客動員を考えたら水曜、土日になってくると思うけど、最低4日空けられるシステムを作れないものかと。将来のある選手たちが多いからかわいそうだし、言わないと選手たちを守れないから。勝負の前にそこの悩みは大きいかな」と明かした。

とはいえ、初タイトル奪取へ負けられない天皇杯でああり、相手は強豪の鹿島。大事な一戦となってくる。「我々はホームで戦えるので、その優位性を出せるようにしたい。相手は“王者”鹿島なので、我々はチャレンジャー精神で胸を借りるつもりで精一杯ぶつかっていきたい」。

その中で消耗が見えた望月、林らの起用について問われると「今回きつかったので、休ませたいのは休ませたいけど…。(連戦は)得意かもしれないけど壊れてしまってからでは遅いので、ちょっと色々見て考えたい」と濁した。

さまざまな思いを抱えながら「今がまさに力を試されているところ」と受けとめる。何かしらかの初タイトルを誓う今季、指揮官としての決断が勝負を左右することになりそうだ。

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