
<ヤクルト7-2巨人>◇20日◇神宮
巨人がヤクルトに完敗し、借金は再び「1」に逆戻りした。
先発の森田駿哉投手(28)は5回途中8安打6失点でノックアウトされた。2回先頭の村上に先制ソロを被弾し、プロ初先発からの連続無失点記録が14でストップ。同点の4回には1死一塁から山田に2ランを浴びた。登板最終回の5回にも失点し、イニング途中で無念の降板。「0点で抑えなければいけないところで、長打を打たれたり、粘り切れず悔しいです」と肩を落とした。
打線は好機でもう1本が出なかった。泉口友汰内野手(26)が3回無死満塁から中前適時打を放つも、なおもチャンスで後続が倒れ追加点ならず。前日の同戦は今季最多となる20安打15得点で快勝したが、この日はつながりに欠いた。
前日に大勝した次戦の難しさを説いていた阿部慎之助監督(46)は「そうだね、言ったとおりになっちゃったね」とし、「まあ(苦戦したのは)相手のピッチャーに対する絞り球だったんじゃないかな」と振り返った。