
<ロッキーズ-ドジャース>◇19日(日本時間20日)◇クアーズフィールド
ドジャース大谷翔平投手(31)が、メジャー最速でシーズン120得点に到達した。
大谷は第2打席は3-0の2回2死、左腕ゴンバーと対戦。カウント1-1から内角低めの90・6マイル(約146キロ)の直球を捉え、右翼後方のブルペンへライナーで飛び込む44号ソロとした。
6試合ぶりの1発は、打球速度115・9マイル(約187キロ)、飛距離413フィート(約126メートル)、打球角度は驚きの19度だった。一般的に長打が出やすい「バレルゾーン」とされる打球角度は約26~30度。
MLBのデータ分析システム「スタットキャスト」によると、打球の最高到達点は54フィート(約16メートル)、滞空時間は4秒。いずれの数字を見ても、常識破りの1発だった。
大谷は8-4の7回1死一、三塁で、右腕アンダーソンのチェンジアップを一、二塁間へ打ち返したが、一塁手バナベルが好捕。二塁封殺となったが、三走コールが生還し、大谷も一塁へ残った。
続くムーキー・ベッツ内野手(32)の安打で二進すると、ウィル・スミス捕手(30)の適時打で生還。これでメジャー最速でシーズン120得点に到達した。
大谷はメジャー唯一の100得点超え。2位のアーロン・ジャッジ外野手(33=ヤンキース)は97得点と、メジャー単独トップを独走している。シーズン150得点に到達すれば、00年にアストロズのジェフ・バグウェル氏が達成して以来、25年ぶりとなる。