
<ロッキーズ4-11ドジャース>◇19日(日本時間20日)◇クアーズフィールド
ドジャース大谷翔平投手(31)が、5打数1安打1本塁打2打点をマークした。翌20日(同21日)は、メジャー通算1000試合目の出場で、今季10度目のマウンドに上がる。
第1打席はカウント1-2から内角の直球に詰まらされ、三邪飛に倒れた。
第2打席は3-0の2回2死、左腕ゴンバーと対戦。カウント1-1から内角低めの90・6マイル(約146キロ)の直球を捉え、右翼後方のブルペンへライナーで飛び込む44号ソロとした。これで8月は全17試合の出塁を継続。
6試合ぶりの1発は、打球速度115・9マイル(約187キロ)、飛距離413フィート(約126メートル)、角度は驚きの19度だった。一般的に長打が出やすい「バレルゾーン」とされる打球角度は約26~30度。MLBのデータ分析システム「スタットキャスト」によると、打球の最高到達点は54フィート(約16メートル)、滞空時間は4秒だった。
第3打席は7-0の3回2死一、二塁、フルカウントから低めのスプリットを見極め、四球で出塁した。
第4打席は7-2の6回無死、右腕モリーナと対戦。フルカウントから外角の直球で二ゴロに倒れた。
第5打席は8-4の7回1死一、三塁で、右腕アンダーソンと対戦。カウント1-1から低めのチェンジアップを一、二塁間へ打ち返したが、一塁手バナベルが好捕。二塁封殺となったが、三走コールが生還して打点を挙げた。
大谷はベッツの適時打で二進すると、スミスの適時打で生還した。これでメジャー単独トップを独走する120得点となった。
第6打席は10-4の9回1死一塁で、右腕ダーネルと対戦。カウント2-2からスプリットを高々と打ち上げ、三飛に倒れた。
今季は打率2割8分4厘、メジャー2位、リーグトップタイの44本塁打、83打点、17盗塁。OPS(出塁率+長打率)は1.015とした。
120得点はメジャー単独トップで、2位のアーロン・ジャッジ外野手(33=ヤンキース)は96得点。シーズン150得点に到達すれば、00年にアストロズのジェフ・バグウェル氏が達成して以来、25年ぶりとなる。
投げては9試合に登板して0勝0敗、防御率3・47。6月16日(同17日)のパドレス戦で663日ぶりの二刀流復帰を果たすと、同28日(同29日)のロイヤルズ戦では、メジャー自己最速を更新する101・7マイル(約164キロ)をマークした。
前回登板の13日(同14日)エンゼルス戦では、今季自己最長の4回1/3を4失点だった。