
<広島5-3ヤクルト>◇16日◇マツダスタジアム
広島が助っ人のアベック弾で連敗を止め、先発森下暢仁投手(27)が6月13日日本ハム戦以来2カ月ぶりの6勝目を手にした。1回に末包の適時二塁打で先制した打線は、1点を追う5回に内野ゴロで同点に。6回にはモンテロが7号ソロで勝ち越し。さらに2死一塁から代打ファビアンも、左翼席へ13号2ランをたたき込んだ。森下は3回まで球数65球を要して5安打3四死球2失点。それでも中盤は立て直して、6回まで投げ切って勝ち投手の権利を得た。チームは4位に浮上した。試合後の新井貴浩監督(48)の主な談話は以下の通り。
◇ ◇ ◇
-森下投手に勝ちが付いた
新井監督 2カ月ぐらい勝ち星がなくて、本人も苦しかったと思うし、みんな何とか勝ちをと思っていたと思う。あの(モンテロの勝ち越し)ホームランが出たとき、ベンチもすごく盛り上がったし、森下のうれしそうな表情が印象的でした。
-立ち上がりは苦しんでいたが、6回まで2失点で踏ん張った
新井監督 粘りながら投げたと思います。あまり調子は良くなかったと思うけど、よく粘って試合をつくったと思います。だから、味方の得点につながったのかなと。彼が粘り強く投げていたので、それが(勝利を)引き寄せたのかなと。
-6回はモンテロ選手の勝ち越し弾後、ベンチスタートのファビアン選手も代打で続いた
新井監督 (ベンチスタートは)休養を兼ねてというかね。あとは森下が投げるということもあって、守備から入りたいというのもあった。そしてキク(菊池)とアキ(秋山)のベテランの力を借りました。
-広島の助っ人のアベック弾は7年ぶり
新井監督 2人ともすごくいい場面でいいホームランを打ってくれたと思います。
-ファビアン選手は結果が出なかった時期もあった
新井監督 やっぱり日本の夏って初めてだと思うし、広島は暑いからね。調子というより、ちょっと疲労から来るものかなと。でも、今日はひと振りであんないいホームランをね。ナイスバッティングでした。
-リリーフ陣もハーン投手は失点んしたが、リードを守った
新井監督 あそこ(2点差となった7回1死一、二塁)を栗林がよく止めたと思います。今までランナーを背負った場面でいくというのはあまりなかったと思うけど、栗林がよく止めてくれたと思います。