
<ナショナルズ3-2フィリーズ>◇14日(日本時間15日)◇ナショナルズパーク
ナショナルズ小笠原慎之介投手(27)が本拠地でのフィリーズ戦でリリーフ登板し、わずか4球でメジャー初勝利を手にした。
小笠原は1-2の7回2死一塁から3番手で登板し、今季ナ・リーグ2位の42本塁打を放っている指名打者カイル・シュワバー(32)と対戦。ナックルカーブと外角スライダーで空振りを奪って2球で追い込むと、1ボールを挟んでの4球目、低めスライダーにバットが空を切り、三振に仕留めた。この対戦のみで降板した。
ナショナルズは直後に8番テナの2点適時打で逆転し、そのまま逃げ切り。同地区首位のフィリーズ相手にカード初戦を奪った。カイロ監督は試合後、シュワバーから三振を奪ってメジャー初勝利を手にした小笠原に言及。「三振に仕留めたのは大きかった。左対左にしたかったのはあるが、オガサワラとの対戦はもちろん初めてだったから、彼にかけてみた。しっかり役割を果たしてくれた」とねぎらった。
小笠原は7月6日にメジャー初昇格して同日のレッドソックス戦でデビューしたが、2試合に先発後に再びマイナー降格。今月1日に再昇格し、ブルペンに回った。今季7試合(先発2)で1勝1敗、防御率6・28。リリーフでは5試合で防御率3・52。