
<エンゼルス6-5ドジャース>◇13日(日本時間14日)◇エンゼルスタジアム
ドジャース大谷翔平投手(31)が移籍後初めて古巣エンゼルス戦に先発登板し、今季自己最長の4回1/3を投げ5安打4失点、無四球7三振だった。球数80球は今季最多で、前回6日のカージナルス戦で投じた54球を大きく上回った。今季9試合で計23回1/3を投げて防御率3・47となった。
3点リードで迎えた初回、先頭ネトを空振り三振、シャヌエルを二ゴロで2アウト。23年WBC決勝以来の対決となった主砲トラウトには、5球連続で直球を投じ、カウント3-2から最後はスイーパーで見逃し三振に仕留めた。
2回には先頭ウォードに真ん中低め97マイル(約156キロ)直球を捉えられ、中越えソロを被弾。さらに1死三塁からレンヒーフォに右犠飛を打たれ1点差に詰め寄られた。
3回、5-2となった4回はともに無失点。今季初めて5回のマウンドに上がったが、1死から連打を浴び一、二塁となり、ネトに2点二塁打を浴びて降板した。
試合は5-4の8回、オハピーに逆転の2点適時打を許し5-4で敗戦。エンゼルス戦はこれで6戦全敗でスイープを喫した。
5回に2点二塁打を放ったネトは、大谷との対戦に「彼が健康な姿で再び投げるところを見ることができて良かった。良い投球をしていたし、特に第1打席では三振に仕留められた。幸運にも失投を捉えて、ダメージを与えることができた」と振り返り、「彼の投球を予想することができない。打者のバランスを崩す球を何個も持っているし、とてもタフな対戦。だけどみんなしっかりゲームプランに沿ったアプローチをして、なんとか打球をインプレーにしようとした」と話した。
2回にソロを放ったウォードは、大谷との対戦に「大きな挑戦だから、楽しみにしていた。同じ球種でも、変化の仕方が違う。最初に見たファストボールも第2打席で見たファストボールと違うし、スイーパーもどれも違った動きをする。だから彼の投球は予想できない」とコメントした。