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大谷翔平3戦連発の42号で古巣に凱旋二刀流へ弾み 14日登板はかつての盟友トラウトと再戦


エンゼルス対ドジャース 8回表ドジャース1死、ソロ本塁打を放つ大谷(撮影・垰建太)

【アナハイム(米カリフォルニア州)11日(日本時間12日)=斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(31)が、3戦連発の42号でエンゼルスタジアムの凱旋(がいせん)二刀流へ弾みをつけた。「1番DH」で古巣エンゼルス戦に出場し、3打数1安打。第4打席で右中間席に強烈な1発を放ち、同球場での通算100号アーチを飾った。13日(同14日)には今季9度目の先発で、古巣のファンに約2年ぶりの二刀流を披露する。なお、この日チームは完敗。今季のエ軍戦で4連敗を喫し、2位パドレスに1ゲーム差と接近された。

   ◇   ◇   ◇

大谷はムチのようにバットをしならせ、慣れ親しんだ球場でアーチを描いた。8回1死、フルカウントから右腕S・アンダーソンの内角スライダーを捉えた。外角要求からの逆球だったとはいえ、態勢を崩されることなく引きつけ、パワーをため込んでしばき上げたような一撃。左打者の懐に食い込んでくる内角スライダーはファウルになりやすいが、類いまれな技術で右中間スタンドへ運んだ。

6年間プレーしたエンゼルスタジアムで自身通算100本目。赤と青、両軍のチームカラーが交じった観客席へ、豪快にたたき込んだ。ド軍に移籍2年目、かつての本拠地で初アーチ。3戦連発の42号で、この日本塁打を放っていたフィリーズのシュワバーと並んでリーグトップタイをキープした。8月に入ってから大谷は全試合で安打をマーク。今季最長の10戦連続安打で、7月30日に2割6分9厘まで落ちた打率は2割8分4厘まで急上昇した。

好調の打者大谷は、今3連戦の3戦目に先発。23年8月23日以来、2年ぶりとなる凱旋(がいせん)二刀流を披露する。この日2発を放ち、大谷を慕っていたエ軍の1番打者ネトは「彼がまたマウンドに戻ってくるのを見られるのは、とてもうれしい。僕の兄貴みたいな存在。いろいろなことを教えてくれた」と、感謝を胸に対戦を待ちわびる。かつて「トラウタニ」の愛称でコンビを組んだ盟友トラウトとの再戦も注目される。23年のWBC、米国との決勝戦で9回2死から空振り三振を奪い、世界一を競い合った相手と、再び真剣勝負を挑む。

チームとして勢いをつけたいところだったが、3連戦の初戦は完敗。大谷の1発から4得点を挙げたが、時既に遅しで今季のエ軍戦は4連敗となった。ロバーツ監督は「マンシーとショウヘイがホームランを打って、ケンリー(エ軍の守護神ジャンセン)を使わせたのはポジティブなことだが、負けは負け」と淡々と振り返った。同地区2位のパドレスとのゲーム差は1に縮まり、波に乗りきれない。二刀流大谷が、その現状を打破できるか。首位堅守へ、期待が高まる。

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