
<エンゼルス7-6ドジャース>◇12日(日本時間13日)◇エンゼルスタジアム
ドジャース大谷翔平投手(31)が4戦連発の43号ソロを放ち、エンゼルス側の実況も騒然とした。
大谷は5-5の9回無死、守護神ジャンセンと対戦。1ボールから高めの92・4マイル(約149キロ)のカットボールを完璧に捉え、打った瞬間に確信する43号勝ち越しソロとした。
4戦連発となる一打は、打球速度114・8マイル(約185キロ)、飛距離404フィート(約123メートル)、角度は29度だった。
エンゼルス側の実況を務めた「FANDUEL SPORTS NETWORK」は、大谷の打球が右翼席に飛び込むと、しばらく沈黙。長い沈黙の後に「ロケットのような打球でした」と、ポツリとつぶやいた。つづけて「ショウヘイは先ほどのトリプルプレーの悔しさを晴らしました」と話した。
大谷は6回無死一、二塁で、左腕バークと対戦。カウント2-2から直球を二塁ベース付近へ打ち返すと、遊撃手ザカリー・ネト内野手(24)がダイレクトで捕球した。ネトはすかさず右足で二塁ベースを踏み、一塁へジャンピングスロー。二走ミゲル・ロハス内野手(36)と一走ダルトン・ラッシング捕手(24)が戻りきれず、まさかのトリプルプレーで好機を逸した。