
<全国高校野球選手権:関東第一6-1中越>◇13日◇2回戦
関東第一(東東京)のエース坂本慎太郎投手(3年)は130キロ台の直球に90キロ台の緩いカーブを交えた緩急を生かす投球で中越打線に的を絞らせなかった。
今夏、登板した試合は全て完投と自慢のスタミナを武器に6安打1失点の完投勝利で2年連続の初戦突破へ導いた。
5回のピンチではカーブを4球連続投じ二ゴロに打ち取った。「自分の得意球はカーブなので絶対打たれないって思いながら、強気に投げられた」。緩いボールも自信を持って堂々と投げきった。
主将の越後駿祐内野手(3年)が足をつるなど複数人の負傷交代が相次ぐなか「みんなでやろうぜ」とチームを鼓舞。エースがチームを引っ張り、マウンドを守り抜いた。
次戦は創成館(長崎)と神村学園(鹿児島)の勝者と対戦する。「1戦1戦集中して、まずは自分の役割をやることを意識してきたい」と落ち着いて話した。