starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

【甲子園】関東第一・石田暖瀬、ぶっつけ二段モーションで最速6キロ更新!「ケーキあるかな~」


関東第一対創成館 関東第一先発の石田暖瀬(撮影・石井愛子)

<全国高校野球選手権:関東第一4-1創成館>◇16日◇2回戦◇甲子園

18歳を祝う白星を自らの手でつかみ取った。前日15日に誕生日を迎えた関東第一の石田暖瀬(はるせ)投手(3年)が5回1失点と試合を作り、2大会連続の8強入りに貢献した。2回には一塁側アルプス席からバースデーソングが流れる中で打席に入り「球場が沸いて、めっちゃうれしかったです。今日勝ったんで、ケーキとかあるかな~」と、うれしそうに笑った。

東東京大会でつけた背番号1は坂本に譲り、今大会は10番を背負う。「何かを変えなくちゃいけなかった」と、東東京大会を終えて夏の甲子園へ向け二段モーションを取り入れた。実戦で試す機会はなく、ぶっつけ本番だったが、持ち味の直球は自己最速を6キロ更新する146キロを計測。1点リードの5回2死一、三塁のピンチでは140キロの高めの直球で、一ゴロに打ち取った。6回からはエース坂本にマウンドを託し、3年生2人の継投で最少失点に食い止めた。

本格派の投手を目指し大阪から来たが、2年生までは打力を買われ外野手だった。主将の越後、坂本と昨夏の準優勝メンバーに名を連ねたが、自分の目指す方向性と違ってモヤモヤした。昨年の秋季大会後に張り詰めた感情が爆発した。練習試合の途中にグラウンドで米沢貴光監督(49)に「ピッチャーで勝負したいんです」と涙ながらに訴えた。春からは投手専念をつかみ、念願の甲子園初マウンドを笑顔で終えた。

米沢監督は「こんなにいいピッチングができるとは正直思っていませんでしたが、彼が持っている力を全て出してくれた」と絶賛した。準々決勝では、西東京代表の日大三戦に挑む。15年ぶりの東京決戦へ、指揮官は「『東京でやれよ』って言われますよね」と苦笑いを浮かべつつ「東京でトップを走ってきたチームですから。逆にうちは挑戦者。臆することなく挑み、終盤勝負にもっていけたら」と展望した。【平山連】

◆東京勢がアベック8強 関東第一、日大三が8強入り。東京勢が東西2代表となった74年以降、2校の8強は15年(関東第一、早実)以来10年ぶり5度目。95年は今大会と同じように準々決勝で東京対決になり、帝京が8-3で創価に勝った。

◆東京対決 準々決勝で日大三と関東第一が対戦。甲子園の東京勢対決は春夏通算で過去4度あり、72年春は決勝で190センチの「ジャンボ仲根」こと日大桜丘・仲根正広が日大三を5-0で完封し優勝。77年夏は当時の組み合わせ抽選で同地区が考慮されず初戦対決となり、川又米利らの早実が桜美林に4-1で勝利。95年夏は準々決勝で帝京・白木隆之が自らの本塁打などで創価に8-3の完投勝利。この年の帝京は優勝した。10年夏は関東第一が山下幸輝の2ランなどで早実に10-6で打ち勝った。

○…投打の柱の坂本が、攻守で与えられた役割を務め上げた。先制打を含む2安打2打点の活躍を見せ、6回からは4イニング3安打無失点。「しっかり自分の役割を果たせた試合だった」と振り返り、東京同士の対決となる準々決勝の日大三戦については「ものすごく打力があるチーム。正直やってみたかったので、自分がどれだけ通用するか試したい」と意気込んだ。

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2025
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.