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【大学選手権】東北福祉大4強 寝不足もお構いなしで打線爆発 前日試合は午後10時過ぎに終了


東北福祉大学が西南学院大学に8-3で勝利し、7年ぶりに全日本大学野球選手権の準決勝に進出しました。東北福祉大は西南学院大を3本塁打を含む11安打で圧倒し、新保茉良選手の先制2ランなどでリードを奪いました。この試合は前夜に遅くまで行われた試合からわずか数時間後に行われましたが、選手たちは不足した睡眠をものともせず、集中力で勝ち抜きました。新保選手は以前の挫折を乗り越え、弟からの刺激を受けて成長を遂げ、重要な局面で結果を残しました。また、大森幹大投手は5回まで無安打に抑える活躍を見せ、チームの勝利に貢献しました。次の目標は、日本一を目指すことです。

西南学院大対東北福祉大 3回裏東北福祉大1死二塁、2点本塁打を放ち、ナインの出迎えを受ける松本(撮影・増田悦実)

<全日本大学野球選手権:東北福祉大8-3西南学院大>◇13日◇準々決勝◇神宮

寝不足もお構いなし。東北福祉大(仙台6大学)が、3本塁打含む、計11安打で、西南学院大(九州6大学)を8-3で退け、7年ぶりの4強入りを果たした。2回、新保茉良内野手(4年=瀬戸内)の先制2ランが打線の口火を切った。前夜には東日本国際大(南東北)との2回戦を戦い、終了は午後10時16分。この日は正午過ぎに試合開始と、19時間あまりで2試合をこなした。

   ◇   ◇   ◇

照明に照らされた神宮での歓喜から、16時間35分後の午後2時51分。日の下で再び4強入りを喜んだ。前日の2回戦では、試合開始が3時間以上も押し、終了は午後10時16分。帰宿後、選手らは洗濯などに追われ、睡眠時間は5時間程度だった。それでも、試合前の打撃練習は欠かさなかった。先制2ランの新保は「『眠い』と言っている場合じゃない」とひたすらバットを振った。これが実を結んだ。

新保は挫折を乗り越え、この時を迎えていた。「3年春までは、野球とまともに付き合って来なかったです」と話す。その理由は高すぎる壁にあった。野球を始めた頃から遊撃手一筋。だが、昨年までのレギュラーは、ドラフト候補にも名を連ねた大阪ガス・島袋皓平がいた。「島袋さんのレベルの高さを超えられるかと言ったら、そうではないと思いました」と無力さに打ちひしがれていた。「腐りかけていて、練習に出なかったり、途中で帰ったりしていてました」。2年時には退部も考えた。

だが、それを変えたのは弟の存在だった。3年春、弟玖和がライバル仙台大に入学し、すぐさまレギュラーを取った。「自分もやらなあかんな」と茉良。さらに、同春は仙台大がリーグ優勝し、一足先に弟が全国デビューを果たした。「正直、悔しさもありました」と吐露。それが、茉良の闘志に火をつけた。

最後の春。レギュラーをつかみ、仙台大との優勝を懸けた最終戦では、自らのバットで決勝点を決めた。そして、この試合では弟も成し遂げられなかった4強入りと、本塁打も放った。「周りに助けられた3年間でした」。これまでの恩は「日本一」に導くことで返すつもりだ。【木村有優】

○…大森幹大投手(4年=東海大相模)が5回まで無安打無失点で全国初先発デビューを飾った。6回に四球と安打を許して降板し、5回0/3を1失点。睡眠時間4時間半のハンデを乗り越えた。普段は中継ぎがメイン。「長いイニングはあまり投げませんが、今日はとりあえず3回は全力でいこうと思いました」。準決勝の相手は3連覇を狙う青学大。「いつでも投げられるように、しっかりと準備をして臨みたいです」と意気込んだ。

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