
【パース(オーストラリア)3日=佐藤成】日本代表が26年ワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選オーストラリア代表戦(5日)に向けて27人全員で調整した。
今季ドイツ1部マインツで躍動したMF佐野海舟(24)は昨年1~2月のアジア杯カタール杯以来となる代表活動に「自分もほとんど(代表で)試合も出られていないですし、危機感しかない。なるべく早く自分の武器を試合で出せることだけを考えてプレーします」と誓った。
ドイツで磨きをかけたデュエル(攻守の攻防)の強さを対人メニューで何度も披露。「前向きでどう(ボールを)奪えるかを考えてやっている」と意識の変化を明かした。鹿島アントラーズ時代もトライはしていたというが「ドイツに行って精度は高まってきているのかな」と成長を実感。「本当に高いレベルでトレーニングできている。新しい選手が多い中で、しっかり戦術を落とし込んで、短い期間でどれだけ完成度高くできるかが重要かなと思います」とオーストラリア戦を見据えていた。