
日本サッカー協会(JFA)は23日、千葉市内で、26年ワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選オーストラリア戦(6月5日、パース)、インドネシア戦(同10日、パナスタ)に臨む日本代表メンバーを発表した。MF佐藤龍之介(18=ファジアーノ岡山)やDF鈴木淳之介(21=湘南ベルマーレ)ら7人が初選出された。
ほかに初招集されたのはMF平河悠(24=ブリストル・シティ)、MF三戸舜介(22=スパルタ)、MF佐野航大(20=NECナイメヘン)、MF熊坂光希(24=柏レイソル)、MF俵積田晃太(21=FC東京)。W杯本大会出場を決めた中で、新戦力を多くテストする形となった。
森保一監督(56)は、このタイミングでの予選突破に貢献した選手たちへ感謝しつつ「この活動を通して、さらなる成長をする経験をつんでもらえたらなと思います」と期待を寄せた。さらに「ただ経験だけではなく、代表には消化試合はない、負けて良い試合はないと思いますので、誰が出ても勝つというところはこだわりをもって選手を選ばせてもらっている。勝利にこだわりながらも、この活動の中で、自分の殻を破る、さらに成長していくというチャレンジを練習から試合でプレーできればその中でチャレンジ、トライしてもらいたいと思います」と続けた。
日本サッカーの成長のために若手の突き上げは不可欠。森保監督は「来年のW杯のときに、これまで選んでいるコアな選手たちの壁は厚いと思いますが、自分の成長しながら、高い壁に向かってハングリー精神をもってチャレンジしてもらいたい。彼らの突き上げはより日本代表、日本サッカーの層を厚くし、W杯で勝つ可能性をあげてくれることになると思いますので、彼らの思いきったプレーを期待したい」と未来を見据えた。