
【パース(オーストラリア)4日=佐藤成】日本代表が26年ワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選オーストラリア代表戦(5日)に向けて試合会場で公式練習を行った。
公開された冒頭15分間では27人全員がピッチに姿を現し、リラックスした様子でボール回しなどのメニューを消化した。
最終予選で左のセンターバックとしてチームを支えてきたDF町田浩樹(27=サンジロワーズ)がリーダーシップを発揮する。
ここまで主軸を担ったDF板倉滉(28=ボルシアMG)やDF谷口彰悟(33=シントトロイデン)らが選外で、自身にかかる期待は大きい。「僕自身まだ全然確約された立場ではないのでアピールの気持ちもある」としながら「若い選手、初めての選手が多いので、自分の特長を出せるように、ぼくが初招集の時もノビノビやらせてもらったように、気持ちよくやらせてあげたい」と気遣いをみせる。
チームは今予選8戦で2失点と守備の安定感が際立つ。今回は従来のメンバーが大きく入れ替わり、連係面での不安はあるが、最少失点を目指す。町田にとっても初めて会う選手が多く、ピッチ内外で積極的にコミュニケーションを図る。「バラバラにならないことが大事。守備でどこでスイッチを入れるのかだったりは意識的に強く発していきたい」と統率力を見せていく、