
<日本生命セ・パ交流戦:日本ハム-阪神>◇5日◇エスコンフィールド
注目? の阪神藤川球児監督(44)と日本ハム新庄剛志監督(53)のメンバー表交換の“最終戦”の和やかな様子に、場内が大きく沸いた。
両ベンチから歩み寄り、メンバー表交換を行うと、両監督と審判団が円陣を組んだように丸くなり、全員が差し出した手のひらを重ね、「エイエイオー」と言わんばかりの様子で一斉に手を天に掲げた。
新庄監督が笑顔で指をさすと、藤川監督も指をさし応えて、満面の笑みでベンチへと戻った。
3日の第1戦で2人は目線を送らず、握手せずにベンチへ。4日の第2戦では、目線を合わせて笑顔でグータッチ。そして第3戦は息の合った様子で“大団円”となった。
1日には新庄監督が、あわや乱闘騒ぎとなった4月広島戦の藤川監督激高のシーンを引き合いに、おちゃめに挑発? 「このへんに(自分の近くに向かって)来たら、こうやろうかな。それで次の日はメンバー表交換の時に目を合わさない。それ、伝えといてください、球児に…へヘヘヘ」。虎の指揮官が見せた、手招きのジェスチャーをまねしながら話していた。
一方の藤川監督は「大の仲良しの先輩と言いますか、本当に楽しみだなというところ」とひょうひょうとお返ししていた。