
<東京6大学野球:東大3-9法大>◇第5週第1日◇10日◇神宮
東大が法大に大差をつけられ、悔しい敗戦となった。2-2の同点で迎えた5回、先発のエース渡辺向輝投手(4年=海城)が法大打線に捕まった。3連打を浴び無死満塁とピンチを招くと、熊谷陸内野手(2年=花巻東)に決勝点となる走者一掃の適時二塁打を浴びて降板した。
打線は7点ビハインドの8回2死に酒井捷外野手(4年=仙台二)が右越えソロ本塁打を放ち1点を返すも、力及ばなかった。「打った瞬間に分かるようなホームランで喜びたかった。必死でそれどころじゃなかった」と2年ぶりの本塁打を振り返り「(ホームランボールは)お世話になった人に渡したい。あと3本くらい打たないと…」と引き締めた。
大久保裕監督(67)は「終盤は(酒井の)1発も出て、明日につながるような攻撃ができた」と次戦での今季初勝利に闘志を燃やした。